「全領域異常解決室(第5話)」つまり、このドラマはヒルコと神々の戦争物語ということ・・。
今回で5回目。やっと、福本莉子が藤原竜也の仲間だったことがわかる。そして、迫田孝也も同じように異次元の力を持っているらしい。そう、この世の人間の中には様々なパワーが潜んでおり、特異な能力を持つものが集まれば、世の中を支配してしまうことも可能なのだ。そして、ここでは、ヒルコと呼ばれる異次元の存在が現れ、それに対抗するのが全領域異常解決室だったという話。ここで、ドラマはターニングポイントであり、ここからは戦闘編が始まるということか?しかし、何故に福本のような警察に疑われるような存在を彷徨かせたのか?いや、福本が勝手にうろついたのか?その辺の解は出てくるのだろうか?
で、今回は、大きなスタジアムに爆弾が仕掛けられた話から。そこに駆けつけて爆弾の位置を明確にする女、星野真里。彼女は、藤原に千里眼だという。そして、また爆弾を仕掛けたという予告がある。また、星野は千里眼を使って場所を特定し出す。だが、そこで藤原は気づく。千里眼の持ち主は彼女の娘だと。
最後に説明があるが、この世には、神様が様々に隠れていて、彼女には千里眼の神が潜んでいるという。この世には、霊能者という人もいるが、そういう人はいろんな神が憑依するというが、その憑依ではなく、この子は神そのものとして地球上にいるということなのだろう。まあ、世の中の天才的な才能を持っている人々も神と考えれば、そういう超能力者も神と呼んでも良いのだろう。ドラマの中で、有名な三船千鶴子の話が出てくるが、彼女の力を持つものが現代にいてもおかしくはないということだ。
だが、小日向文世が最後の方で言っているように、その力は大人になると消えてしまうことがあるという。その話は、なんとなくわかる。人間が本来の超能力的な感覚を失くしてる様に、無垢な子供でなくなり、社会の垢にそしてこの物質社会にまみれて集中力もなくせば、そういう力を発揮することもなくなるということなのだろう。そういう意味では、瞑想やヨガ的なことでそういう感覚が戻せるということもあるということだと私は理解している。
まあ、そんな屁理屈をこねるエンタメがこのドラマである。脚本を書いている黒岩勉のその辺の知識はそんなに高くない気がするが、それだけに、ある意味、無理が多いが一般の人にはわかりやすい流れにはなっている。そして、今回で対ヒルコの戦士が揃った感じになり、ここからが戦争なわけである。つまり、流れは「サイボーグ009」みたいなものですよね。
で、多分だが、広瀬アリスも戦士なわけですよね。彼女の能力はどんなものなのか?それがどういう武器となるのかはまだわからないが楽しみ。そして、この状況になると、警察はいるだけ面倒なものになっていく様な気がするのだが、ユースケはどこで、藤原たちの能力を信じるのだろうか?色々あるが、ドラマ後半に期待である。