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「ドクターホワイト(第2話)」人の心を覚えることで、何が起こるのか?

浜辺美波ファンにとっては、この無垢な感じの役はたまらないです。笑顔を覚えて、それを試す浜辺美波が見られるとは、もうこんな役は回ってこないだろうとも思いますが、何度も見てしまいました。

今回は、エコノミー症候群を見つけ出す話。確かに旅行に行かなくてもそれは発症するわけだが、昨今はその名前が皆に知られたせいかあまり話題にならない感じだったので、久しぶりに聴いた病名だった。私のように、集中していても貧乏ゆすりしているような人にはあまり関係ないのだろうが、働く環境により、それが死に至る病であるとは、怖い話である。

CDTという総合診断協議チームができ、そこに加わる浜辺。まあ、こんなことは一般にはありえないだろうし、浜辺のような人もいないだろうから、とても異次元な世界なわけである。その周辺で、浮気だとか、恋愛だとかの話が飛び交うのは、全体的には変なドラマである。ファンタジー的に持っていくサスペンスであり、Adoが主題歌をうたっているように、なんか教訓めいたものが描きたいのか?

今回、浜辺に笑顔で「誤診です」と言われるのは勝地涼。この人も、芝居的にはあまり振り幅がない。勝地の芝居のみという感じ。ということで役柄も皮肉屋で、結果的には打ち負かされるみたいな。もう一つ違う彼の世界を見せてほしい気もする。映画「アンダー・ドッグ」で見せたちょっとストイックな感じなど良かったけどね…。

そんなながらも、浜辺に誤診だと言われた医師からCDTに加わっていく感じは「七人の侍」的でもあり、その先は、どんな誤診を浜辺が改めさせるかというところなのだろう。

そして、彼女の過去についてもパラレルに捜査が始まり、その両翼がまとまるところがどのくらい面白いか?という感じなのだろう。

私的には、浜辺を見ているだけで結構な癒しになるのだ。こういう役ができるのも今だけだろうし、これから女にメタモルフォーゼする中でこの作品が少女時代の作品の分岐点みたいになればいいかなとは思いますよね。まあ、彼女はこれから本格的に主役をはっていく時代でしょうから、ドラマもビデオも一作一作が本当に楽しみなところ。

話的には、日常の当たり前や医療の当たり前を覆してくれるような気づきがあるものになっていくと面白いと思います。それこそ、主題歌のAdoの世界のような、少しつっぱった感じのメッセージ性が欲しかったりしますね。

ドラマの中でそんな彼女を見守る石坂浩二、優しい眼差しはいいが、お歳を取りましたね。彼自身は役者人生どこまでやる気なのでしょうか?

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