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「オクラ~迷宮入り事件捜査~(第9話)」闇の大向こうにはどんな人物がいるの?

なかなか最後になって、警察内部の闇組織「ハイアンドシーク」というのがかなり高圧的なものだとわかってきたのだが、それよりも前回、平山祐介を殺した実行犯が観月ありさだということがわかって、その彼女に起こっていた周辺の謎解きがされた今回。私の感想は、やはり観月ありさはいい女だということだ。多分、初めてのカップル状態だろうが、反町と観月が愛し合うという設定はすごく良い。そして、今回の観月の演技も久しぶりに「いいね」と思ってしまった。で、取り調べ中に一回彼女は狙撃され、その犯人らしき人が一回、前田旺志郎に捕まったかと思ったが、最後に観月に銃弾を浴びせたと思われる橋本じゅんがやったことだったのね・・。橋本にそんな技があったとは、警察という組織はよくわからないですな。

とはいえ、橋本の取り調べは次回のこと。今回は、観月の取り調べ。そして、取り調べるのが元夫の反町とあって、普通ではない空気感。そこで、語られるのは、観月が警察内で「ハイアンドシーク」という組織に選ばれ、訓練をいろいろ受けたというもの。そして、彼女は爆弾のスペシャリストとなった。そして、その組織はテロを行っていたということなわけだ。何故にと思うのはそうなのだが、なんか、最近のきな臭い事件、きな臭い火事などは、本当に、警察がやっていてもおかしくないのではないかと疑う話に繋がったりする気もする。そう、本当に、こんな組織があって、観月ありさのような人がその一員だったら、我々は騙されてしまいますよね。もしかして先週亡くなった美人もそんな組織の中にいたら、「事件性はない」という結論も納得できる。本当に、最近は、こういうフィクションがフィクションに感じられなくなってきてるのが怖いのですよ。

とにかくも、1時間、美しい観月を見られたのは良かった。そう、その取り調べの前に白石麻衣が観月のボディチェックをする場面があったが、ここで今48歳の観月が女性として圧倒的に存在感があるのは驚いた。このドラマで、白石麻衣が今ひとつ綺麗に写されていないのが気になったとも言える。

とにかくも、10年前の爆弾犯が観月だったのはわかったが、中村俊介を殺したのは別だという。この辺り、警察内部の闇の深さを感じるのだが、その一員がオクラの中の橋本じゅんだったというラストの事実は、ここから、ラストに向けて、まだ意外な事実が明らかになるということを言っているようにも見える。

まあ、空気感が二転三転するドラマだが、今思うと、最初の方の未解決事件の捏造の話がなんか陳腐にも見える。ドラマ全体としてもう少しサスペンス感を出せなかったものか?まあ、後2回だろうが、最後は面白いものを見せていただきたい気はする。

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