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「CODE~願いの代償~(第4話)」全てはCODEで殺し合いをしているということ?

少し前の時間に放送している「VIVANT」の完成度が思った以上に高い感じに見えるために、影に隠れがちだが、それより先に始まったこのドラマもなかなか面白い。よく、未来にはAIが人を操るというようなSF的な発想があるが、ある意味、AIが膨大な量のデータを抱え込んで、人を使って人を殺し合うゲームを行ったらどうなるのだろうか?そんな世界感をドラマにしているのがこの作品だ。ただ、元締めは人間らしいが・・。そう聞いてるだけで結構楽しめそうでしょ。今ならTVerで最初から全部見ることができます。多くのドラマを見ている私のオススメです。多分、ネットのアバウトなドラマ記事ではあまり上位に上がってこないでしょうね。そのくらい、危うい題材ではある。

今回は、4回目にして、謎の女、松下奈緒の正体がバレた。彼女は、先週の最後、坂口健太郎の友人の渋谷謙人が殺された現場にもいたわけで、CODEの黒幕か?とも思ったが、フリーランスでSPをやってる女性。そしてシングルマザーで病気の子供がいる。ということで、このCODEのプレイヤーとして存在しているということのようだ。つまり、彼女も金のために殺人ゲームに加わっているということ。銃を構え、アクションする(スタントは使ってるようだが)松下、なかなか格好いいです。

そして、その近くに玉山鉄二がいる。彼が何者なのかあまりちゃんと説明されていない。松下の近くにいることで、彼に怪しい臭いを感じるのは私だけではないだろう。

そんなCODEの中枢のこととは関係なしに、CODEが友人関係みたいなものを破壊していく。そして、CODEの正体を追うのは、恋人を殺害された坂口であり、兄を殺害された堀田真由のような人物。そして、坂口の恋人の臼田あさ美もプレイヤーだったことがわかる。CODEは最終的に殺人犯罪に結びつくわけで、結果的には欲望の果ての共食いみたいな世界だ。昔なら、不幸の手紙みたいので、ネズミ講のように行われたものが、今はスマホのアプリで簡単にできるという発想は興味深くもあり、もはや、多くのそれがリアルに動いているようにも感じるのが気持ち悪い。もはや、オレオレ詐欺の時代は終わり、巧妙なスマホアプリ詐欺の時代であり、それは、スマホのことを知っている人ほどハマりやすいものであるのかもしれない。そして、このドラマのように警察内にもプレイヤーを増やせば無敵?になる可能性はある。そう、このドラマ、リアルになったら大変だというところを感じさせるのがすごく危うい。

そして、坂口が今回CODEに尋ねたのは、警察内でのCODEプレイヤーは誰か?そして、CODEは簡単にそれを教えてくれる。坂口自身ともう一人のプレイヤーが友人の三浦貴大だったというのは、あまり意外でもないが、センセーショナルではある。そして、CODEは三浦に坂口を殺すようにミッションを送ってくる。そして自決という流れ。つまり、CODE側にしたら、このアプリについて知ったものは全て殺せばいい話なのだ。だから、三浦がミッションを外しても、問題はない。なんか、CODEというアプリが、現代のせちがなさの象徴のように感じられてならない。さあ、まだ序盤が終わったところである。ここから、どんなエグい状況に坂口が追い込まれるのか?面白くなってきた。

でも、「VIVENT」にしても、このドラマにしても、なかなか重いドラマが日曜の夜に2本続くのはいかがなものかとは思う。これでは、月曜の仕事の意欲は起きないですものね。テレビ局も日本の明日に危機感しかないのだろうか?


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