「アカイリンゴ(第2話)」セリフとシチュエーションでくすぐってくる官能ドラマ
この原作、時がときであれば、日活が版権取って、ロマンポルノにしようと考えるようなものだろう。SEX禁止という世の中の前提は、それはドラッグのように扱われ、官能は倍加する感じがする。だから、童貞の主人公の「盛りのついた犬」状態は、結構なリアル感がある。そういう意味で、裸そのものは出てこないまでも、下着姿までと、抱き合う情景だけで十分にエロティックに感じさせていくのは、なかなか上手い演出だ。
そして、第二回目は、主人公の通う高校の教師の話から始まる。演じるは、グラビア界で寸止め着エロみたいなグラビアで売っている森咲智美。あまり、動画で見ることがなかった人だが、エロティックな仕草は当たり前のようにできるし、芝居的にも結構できる人のようだ。最近はこういう役をすすんでやる女優さんも少ないから、重宝はされそうだが、こういうドラマの数がないから、そう簡単ではないのでしょうね。
そして、今回は主人公が新條由芽に股間を触られて発射してしまい、その現場に森咲がやってきて、彼を口で遊んであげるところから。こういうシーンがどこまで許されるかとか、実際に放送法では決まっていないだろうが、演出陣は、やれるところまでやっちゃおう的な意識なのか?それはそれで、見ている方は、AVよりもいやらしいものを見せられているように感じたりもする。それは、官能小説を読んでいる時の妄想にも似た感じ。まあ、SEXが本当に禁止されたら、官能小説はどう規制されるか?みたいなところも見たかったりはしますが・・・。
結果的に、主人公の股間の興奮は止まらずに、前回行った円山町の地下の裏空間にきてしまう。この、彼の性欲が止まらなくなっている展開はドラマとしては勢いがついてくる感じでなかなか良い。そして、そこにセトリの刑事もいて、彼女を襲い、現行犯で捕まってしまうとは、話の先の展開がすごい興味深い流れ・・。
そして、それとパラレルに、森咲智美が新條由芽を可愛がるシーンが入ってくる。新條は下着姿で縛られる。こういうシーンも、テレビ局は上にお伺いをたてて作ったりしてるのだろうか?テレビが不振の今、こういうシーンでなんとかしようという動きがまたあるのかもしれないが、視聴者がどう受け取るかですよね。その辺は、先が見えない問題。私は許しますが・・。
しかし、新條由芽という女優さん、身体が森咲のようにエロティックなわけではないが、なかなか先週から視聴者を挑発してくる顔をしている。調べると戦隊シリーズなどにも出てる人なんですね。これからが結構楽しみな感じがします。
とにかくも、ただの官能だけで終わらせたくないような題材であり、先が興味深いです。