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「Eye Love You(第10話)」 韓流とのコラボということで許されるアツアツのラストということですよね

ある意味、韓流ドラマの視聴層をターゲットにしたような脚本であったわけで、こういうハッピーエンドにすれば誰も文句を言わないという感じなのですかね。最近の日本の恋愛ドラマでこういう作り方したら、色々と当たり前すぎることで意見する方もいるとは思うが、まあ、誰が見てもファンタジーなわけで、これでいいのだろう。

で、最後によくわからなかったのだが、杉本哲太が二人の恋愛を危険視していたのに、彼が絵本のことを知ってるような場面は出てこなかった。というか、無理やり、杉本という存在を作らなくてもよかったのではないかと思ったところもある。

そして、人の心を読めるということが、どうしてなのかも答えが出されなかった。特に、二階堂が生死を彷徨った後にその状態になったというような話をぶち込んでおいて、その理由がわからないのは少し気持ち悪い。そして、最終回にラッコが登場しなかったのも疑問である。

私的には、人の心の声が聞こえるというのは、テレパシーであり、人間が本来持っていた能力だと考える。そして、それは言語というものができたことで能力として退化したとも考えられる。だから、それにまつわる伝説がアイヌの伝えの中にあるというのは納得もいくが、アイヌのこの話を韓国にいた玄里が自分の希望として書いたという話はそれほどインパクトを受けるものではなかったし、彼女の彼氏が死んだ話がその心を読む力とは関係なかったという話は、ちょっとファンタジーとしてはつまらない展開。色々、そういう部分では勿体無いドラマな気はした。

そういうこともあって、山下美月と清水尋也のよくわからぬ、研究会ロマンスが入れてあったのだろうけど、こっちをもう少し時間をとってふくらましてくれてもよかった。最後に水槽に結婚指輪を沈めておくのはなかなかロマンチック?な感じはしたが、キスができずにバックハグとは、清水の性格というか意識が今ひとつよくわからん。確かに昔から小難しい研究者の恋愛というのはこんな感じに描かれることが多い気はするが、この辺、時代錯誤の気はした。そして、もっと山下を色っぽく描いて欲しかったかな?

ラストは二階堂ふみとチェ・ジョンヒョプのアツアツシーンの連続で、二階堂の笑顔がいっぱい見られたのはよかったが、やはり、二人の色っぽいシーンはなかったですね。この辺は、お互いの事務所の忖度みたいなものがあるのでしょうか?ちょっと色っぽいシーンがあっても全然よかったとは思う私ですが、そういう流れにするなら、チェのキャラをもっと大人っぽくしたかもしれませんね。

最終回は、中川大志がいろんなアシストをしていて、いつもよりも頼りになる男に見えたのが印象的でもありました。

まあ、これだけ多くのドラマが流れる中で、こういうテイストのものがあっても全然いいと思います。二階堂ふみさんが、とにかく美しかったドラマでしたね!

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