「秘密～THE TOP SECRET～（第4話）」連続殺人とバイオテロが同時に起こるような世の中ではあるが・・。

ラスト、中島裕翔は、新型ウィルスに感染している門脇麦に「僕に移してください」という。死の恐怖の中で、こないだのコロナ禍でこの言葉を言った人はいるのだろうか？と考えた。恋愛が絶頂期にあったものがどちらかがそう言う状況になれば、そういうことを言い出すものもいるだろう。そして、そういう者の脳をMRIにかければ、恋愛は病気と診断されるかもしれない。なかなか突拍子もない方向にドラマは進んでいる。やはり、門脇を愛するために二人目の中島もきたと言うことなのだろうか？

というか、なかなか難解な事件。電車の中で殺人事件があり、その車両の中で新型のウィルスが見つかったと言うもの。そして、殺された人間は感染者だった。MRIの画像で事件は解決に向かうのかと思ったが、満員電車の車内映像は本当のところが読み取れない。そう、考えてみれば、この21世紀になっても日本にはこんな満員電車が存在しているとは、なんか不自然であることを感じる人が少ない日本。まあ、都市部に人口が集中するのもいけないのだが、こんな中では誰もが狂って当たり前。そう、自分を考えれば、今、満員電車に乗らなくなったことで無駄な体力やストレスは感じなくなった。

で、この電車、浦和美園行きであった。埼玉高速鉄道の終点だが、その鉄道名は変えてあって、そのルートも存在しないものだった。車両は確かに埼玉高速鉄道のものだったが、なんか中途半端な架空名称の使い方。これ、鉄道側とはどういう契約をしているのだろうか？まあ、ロケをするのに金はもらっているだろうが、ねっ！わからないよね。こんなドラマの中でテロまがいのことを放送するだけで、この鉄道に乗るのも怖くなる人もいるだろう。配慮は少し感じるが、今一つ中途半端。この脚本を書いた人をMRIにかけてみたいです。

そして、先週出てこなかった門脇麦が二人めの中島と会うわけだが、初対面で特に驚く姿がない。これはすごく不自然だが、門脇自体が、そう言うイレギュラーな人物を演じるのは当たり前だからそれでいいのか？で、その少し後で、死んだ中島の墓参りにも行っているから、彼がそうさせたのだろう。

そして、科捜研で感染者を触ったせいで門脇が新型ウィルス感染者に成るわけだが、というか、新型ウイルスが唐突に出てくるのに驚いた。でも、このウィルス感染すると、爪に異常が出て、その後身体中に発心もできるよう。こういうウィルスだとやはり怖いですね。で、空気感染するとかなんとかまたやっている。コロナ禍で私たちは何も習っていないことを描いているようなもので、そう言う思想のドラマでもあるのだろう。

そんな中で、板垣李光人も、ただカオスの中で何もできないでいる。そして、今回はMRIが事件解決にうまくつながっていない。その辺りがもどかしい１時間であった。だから、次回はその続き、この事件で脚本家は何を描きたいのか？興味深くはあるが、ウィルスネタはいろんな影響もあるし、気をつけてほしいところ。