「闇バイト家族（第２話）」"エクストリーム・ジョブ"のパクリなわけだが面白い

予告を見た段階で、韓国映画「エクストリーム・ジョブ」のパクリだと言うことはわかっていたが、韓流大好きの麻生祐未が最初にそのネタをドラマ内でバラすとは思わなかった。そのくらい緩いオリジナル？作品である。しかし、家族のキャラがしっかりしてるので、見ていて飽きないよね。

で、ラストには、鈴鹿央士が、警察に吹越満のことをチクろうとすると、そこに本人が現れ彼が刑事だったことが鈴鹿にバレてしまう。さあ、ここから展開が変わりそうだが、次週も「餃子店」の続き。と言うか、今回は見終わった後に無性に餃子が食べたくなるのは、もうたまらないですな。

「闇バイト家族」。彼らに今回課せられたミッションは、特殊詐欺グループが使ってるアパートの監視をするために、その前の店舗で餃子屋を開いて監視すること。最初に金がらみで山本舞香が飛びつくが、その後の実際のミッションでは彼女、あまり役に立っていない。勿体無い。

そして、役に立ったのが「博多ひとくち餃子」しか作れないのに、「中国4000年の味の餃子」を焼く光石研。なんか、今回は博多弁で嬉しそうである。そして、中国服で活躍する綾田俊樹。見た目の印象が強い人は、こういうところでは強い。そして、監視対象のヤクザが店に来て「うまい！」と一言叫んだところから、店は大繁盛という中で、事務所がすっからかんに。またまた、吹越に怒られるが、吹越が餃子を食べて「うまい」と言ったところは面白かった。テレビの中で皆がうまいというと、それはうまく見えてしまうという魔術にかけるすごいドラマ。

とはいえ、特殊詐欺グループがどんなえげつないことやってるかは、もう少し見せた方がいいのではないか？そういう手口をテレビで見せることが被害者を減らすことになると思うのだが、今回は見終わった後に「餃子」から漂う美味しそうな湯気しか脳裏に残らないドラマ設定。まあ、闇バイトで仕方なくやってることですから、それでいいのでしょうか？

そう言えば、元ネタの「エスクトリーム・ジョブ」では、最後にユルユルだった警官たちが一気に格好良く犯人を逮捕するという話でしたが、このドラマではこの家族が、何かとんでも活躍をして表彰されるとかあるのでしょうか？そういう、変わったシンデレラ的展開が私的には希望なのですが・・。

というか、鈴鹿が吹越の正体を知って、彼らがどう変化するか？というところが最初の興味ですよね。そして、吹越のスタンスも変わってくると思うから、ドラマの展開がまた変わってきますよね。まだ、次週が３回目。後、全体で２、3回、ドラマ的には展開が変わっていくような気もする。とにかくも、面白さを保ってほしいものですね。