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「パリピ孔明(第10話)」最後の流れ星は願いが叶うという意味ですかね

最後に孔明が無事という流れは、まだ先があるということでめでたしなエンディング。その孔明を見た時のオーナー小林の顔が見たかったが、まあ、それを入れると蛇足になるか・・。彼のラストシーンは流れ星に向かって「孔明」と叫んでるところでいいのだろう。そして、EIKOの笑顔があればそれが綺麗なエンディンングということですな。とりあえず、不満なところもありましたが、音楽ドラマとして、なかなか良かったとは思います。最後のEIKOのライブシーンはしっかりできていたしね、そして、その後で仲間が集まってEIKOの曲を聴くシーンが最高でしたね。音楽ってこういうふうに仲間意識を伝播するものだしね。だから、感動を与えるものは広がるし、人の心を揺り動かすビジネスになるということ。そういう基本的なことを思い起こさせるドラマでもあった。

今回は前回の完全なアウェイに見えた状況から、どう孔明の策がハマっていってEIKOのステージが盛り上がるかというところまで。先にライブシーンを誉めはしたが、もっと盛り上がる感じに作れるのではないかとは思っている。というのも、EIKOの歌唱は、イースト&ウェストとKABE太人の共演でそこそこには派手にできていたが、やはり上白石萌歌の歌唱力はもっと欲しいところはある。それは楽曲の派手さが足りないこともあるが、その辺りの音楽に極限までこだわるスタッフは集められなかったということなのだろう。その辺は、日本の音楽ドラマや映画シーンの弱点でもありますよね。

だが、観客の盛り上がりが今ひとつの方がかなり気にはなった。だいたい、サマーソニアって、もっと球場レベルの大きなところで盛り上がるのかと思ったら、この間10万いいねを獲ったライブと同じレベルだものね。予算的なことはあるのかもしれないが、この辺はCG処理でどうにかできなかったのだろうか?私は「ボヘミアン・ラプソディ」みたいなLIVEシーンが見たかったのが本音。

全体の作りがそうだから、前園ケイジの存在感がさらにみみっちく見えてしまいましたね。個人的にはあの服装が受け付けないし、もう少し強いライバルで欲しかった。

しかし、前園の策はすべて孔明にはバレていて、前園がEIKOを会場に行かせないようにしてる中、いつも「穴掘ってんじゃねえよ」と言ってる赤兎場カンフーが穴を掘って車の運転手を運転できないようにするのは、一番面白かった。できれば、前園の飼い犬で胡散臭い渡辺大知も落として欲しかったなとは思いますが・・。

そんな中でステージにはEIKOが現れず、前園とKABEのラップバトル。ここで、KABEが前園のフェイクビジネスを全部暴露。そして、それに何も言えない前園は糞すぎるが、まあ主役を盛り上げるためにはこれで良いのだろう。

そして、ミア西表が、EIKO をバイクで送迎、彼女最後はなかなか格好いい姿でした。で、EIKOのライブが始まり会場が盛り上がりというシーンなわけだが、先にも書いたように会場がみみっちすぎる。諸葛孔明をそんな戦に駆り出していいのか?というレベル。そこだけが残念でした。

だから、最後にBBラウンジの打ち上げシーンで終わったのは正解。ドラマの空気感は嫌いではないし、もう少し予算使って続編作って欲しいなと思ったりします。とりあえずはスタッフキャストの皆様お疲れ様でした。音楽を追求するサクセスストーリーは大好きです!

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