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「真夏のシンデレラ(第10話)」最終回前に親の反対を喰らう恋愛ドラマなどあるか?

ずーっと書いているが、主人公の恋愛がママゴトにしか見えないのは辛すぎる。先週は、間宮の父が、「間宮と山崎紘菜が結婚してくれれば」と話をしていたが、この山崎が出てくるのも、5回目くらいにしたら良かったのではないか?そして、山崎も間宮と森の仲を嫉妬するわけでもないのは面白くない。感情の行き違いがいろいろありながら、恋愛が膨らんでいくのが恋愛ドラマだと私は思うのだが、脚本家はそう思ってないないようだ。だいたい、間宮と森の恋愛を視聴者側から応援したいと思わせない感じはなかなか珍しいというか、変わった脚本だ。

そして、森が好きなのに、間宮に振り回され、近くでウロウロするだけの神尾楓珠もなんなのか?桜井ユキに振られた感じも何か面白みにかけていたが、これだけのいい男が、こんな感じに女に告白もできないのはもどかしいというより、絶対にないことだ。

と思えば、吉川愛と萩原利久の恋愛も簡単に終止符を迎える。吉川が、彼が渡したマーガレットに恋心を燃やしたという設定ではあるが、それだけであり、そこまでは萩原は超絶、性格悪い人間に描かれていたわけで、吉川が彼と付き合うようになった意味もよくわからないし、まあ、気持ちがシンクロしないから自分から別れをいう的な流れは、つまらないというか、ドラマとして見せるものでもないだろう。

そして、その後に吉川を慰めるために白濱亜嵐と花火をするという流れも、どうもよくわからない。男を取っ替え引っ替えなわけだし、それでいて、二人とも深い関係にはなっていかない。もう、この脚本家は恋愛をしたことあるのか?と前にも書いたツッコミをここでまたもやしたくなるのはすごいですよね。

で、もうひと組みの仁和紗和と水上恒司、少しづつ、自分たちの好きを吐露してるのに、ここでももう一つテンションが上がっていかない。ここも、面白さを感じないし、前夫の森崎ウィンのことも書き込みがちゃんとできてないから、水上が嫉妬を起こすこともないのだろう。

とにかく、ここまで、ドラマの抑揚がほぼないのだ。そう、フラットな恋愛模様をパラレルに日記にして書いている感じ。ドラマの脚本としてできていない。もう、来週で終わるというのに、間宮の父の小市慢太郎が、「もっと相手を選びなさい」的なことをここで言ったらダメでしょう。そして、それを言われてさらに燃え上がるならいいが、間宮の芝居も平坦だし、森七菜は全然、綺麗になっていかない。もう、リアルの方がよっぽどそういうの見られるよねというところ。

まあ、文句ばかり言っても、次週がラスト。シンデレラが来週こそ出てくるのではないかと期待しましょうかw


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