見出し画像

「笑うマトリョーシカ(第8話)」 話は中国にまで広がっていく、さまざまな方向から危険が迫る危うさ

前回、櫻井の故郷での調査で、最後に櫻井を操ってるのではないかという高岡早紀に会う水川あさみ。とはいえ、本人に直接的なことも聞けず、情報的には、彼女が 医師と再婚していたということだけがわかる。高岡が櫻井を動かしているなら、その傍に男がいても不思議ではない。

そして、櫻井は地元に講演のために帰ってきていた。その現場に行くと、櫻井の支持者から、櫻井の敵のジャーナリストとして責められる。まあ、地方の議員の後援会などというものは、それが絶対で自分たちが議員に護られていると洗脳に近い形で言われているし、信じているのだろう。そういうところに、新興宗教が絡めば、今の自民党みたいのが出来上がるし、まあ、世襲制になるのも致し方ないというところか?とにかく、こうなると、自分で考えないで、議員の言いなりというところ。ましてや、ここで櫻井は官房長官になったわけで、権力は地域に多くの徳を与えるということを皆が信じてるということなのだろう。まあ、単純な話であり、こういうのを解体するのは難しい。だから、櫻井の後ろ盾がなんなのかみたいな話はタブーとしてあっても、本当のことはなかなか探れないのが現実ということだろう。しかし、高岡が本音で水川に話すことがこの後あるのだろうか?

そして、東京に戻ると、高岡の周辺に中国人がいるのではないかという疑惑が出てきて、それを探りにいく水川。まあ、彼女も体力勝負の仕事であり、その上、夫も和田正人が倒れ、子供の世話もしなければならないという流れ。本当に、生きていて、忙しい時はとことん忙しくなるのは何故かね?

そして、高岡のことを調べていくと、その母親は中国人であることが見えてくる。つまり、櫻井は1/4中国人の血が入っているということ。今まで全くなかった情報の中で、中国マフィアかなんかが絡んでいるの?ドラマのタイトルは「マトリョーシカ」だから、ロシアが絡んでいるならわかりやすいが、中国とは・・・。結果的には、外の国から、日本が動かされているような展開なのですかね?それで、株式が絡んでいるなら、まあ、ありそうな話である。

そして、水川と一緒に動き出した玉山鉄二もある人物に行き着く。今までの話が一気に違う方向に動き出しつつあるが、もう一つ闇の世界の恐怖感みたいなものが足りないような気はする。そう、水川がもう一つ危険な方向に動かないと闇も姿を見せてこないということなのだろう。そして、いつも水川に気を遣っている櫻井は彼女をどう使おうとしうているのか?そして彼自身の意思はどうあるのか?まだまだ、モヤモヤが多いこのドラマ、後3回ですかね。クライマックスに入ってきているのはわかるが、もどかしいですな。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集