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「東京タワー(第8話)」やはり、不倫劇というのは、それなりに耽美な感覚と堕ちる空気感が欲しい

しかし、このタイトル、なんとかならないのか?東京タワーに失礼な気がする。スッと優美なカーブを持った高い象徴。それが不倫の塔のように表現されるのは違うだろう。というか、ここで不倫してる連中は、自分たちが東京タワーくらい輝いてるとでもいいたののか?とにかく、描かれる人々の誰にもシンクロできないでいる私。

まあ、この間の修羅場を潜り抜けた松田元太が、本当にMEGUMIが必要なんだと思うのはわからないでもないが、所詮、SEXだけの付き合いだったわけで、それだけでしかうまくいかない気がするし、「セフレでいてください」で良いのではないのかと思うのである。

永瀬廉にも同じことが言える。板谷由夏の永瀬に対する行いは、男に対しての行為としては、失礼極まりない。不倫を受けるにしても、永瀬が愛玩動物以外に何かがわからない。そう、今回の永瀬は、捨てられた犬みたいな顔をしていた。もはや、彼女のブラックホールが恋しくて仕方ない。可愛いといえば可愛いが、彼は医学部の学生だ。あと、3年あるとか言っているが、こんなSEXに溺れる毎日では留年しても不思議ではない。そして、永瀬の周辺にそういう医学的なものを何にも感じさせないのは、このドラマおかしい。そんなものが描けていたとしても、医者に恋の病は治せない。

というか、前回も書いたが、永瀬の顔は、もうSEXに溺れる猿の顔である。本当に板谷とやっちゃったみたいな顔でもあるが、決して板谷よりも上手には見えないから、征服されてるということですよね。ある意味、副題を「猿の惑星の住人たち」みたいにしてもいいのかもしれない。

で、ラスト、甲本雅裕がYOUと対峙していて「あなたの息子さんは私の妻と不倫しています」といいにくる。というか、いい大人が、なぜに直接いえない。自分に自信がなくても、わかりにくいとしか言いようがない。とにかく、このドラマ、当事者たちの気持ちに寄り添える部分がないのだ。

ある意味、これ、見ていて気持ちいのは、「永瀬くんと不倫してみたいわ」みたいなこと考えてるおばさんだけであろう。若いファンだって、「なんであんなおばさん?」と思っているだろうし、ある意味、みてほしいターゲットもよくわからない。そして、不倫劇なのに、エッチな場面は極力抑えられているしね、中途半端。

そうそう、出てこなくなった永瀬莉子は、新しい恋人はできたのだろうか?永瀬は、彼女に対して本当に興味なかったのですね。そう考えると、やはり極度のマザコンか、熟女好きの変態というところですよね。

ドラマ全体で見ると、音楽は綺麗に作られていますよね。とはいえ、画作りはあまりうまくない。脚本も、結果的に何がいいたいのかよくわからないというところで、どう終わりを迎えようと興味はないが・・。

私的には、永瀬が板谷と一緒になって、それから20年、永瀬は医者にはなれたがうだつが上がらず、板谷は彼の病院の若い医師と不倫してるみたいなオチだったら面白いかなと思います。

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