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「ホットスポット(第6話)」泥棒が被害者の前で平気で"キャッツアイ"を歌えるメンタルも宇宙人か?
前回放送の後、SNSでは、「夏帆は絶対に他人に角田晃広の能力のことを喋るだろう」という意見があったが、今回、それは図星となった。今度は夏帆の同級生の志田未来。その前で10円玉を潰す角田。もう、この狭い街では一気に噂が広がりそうな流れだが、どう処理する気だろう?
そして、志田の働いてるスナックのママが市川実和子たちの同級生のMEGUMIが経営しているというのも、この街の狭さを示している。そして、そこにホテルの客が来ていて寝てしまってるというのも、地方都市のあるあるなのか?というか、富士山の麓では何があってもおかしくないと思えばいいのだろう。
で、初回でホテルをクビになった野呂佳代がまた出てくるとも思わなかった。泥棒したって狭い街だから会うだろう。でも、その泥棒話が街に広がっていないのは奇跡かもしれない。市川はいい人だ。で、その市川がいるのに気づいていながらカラオケで「キャッツアイ」を歌うのって、すごく面白い。こういう、クスッとなる脚本が書けるのがバカリズムなんですよね。こういうところがクドカンとは違うところでもある。
で、今回の角田さんは、支配人の田中直樹から、業務がなくても温泉に入っていいと言われ喜ぶも、その支配人から、「歯の痛みをとってくれ」とか「顔のシミを取ってくれとか」医療行為を迫られる。彼、医学部に在籍していたのだからということもあるだろうが、まあ宇宙人能力では無理。つまり田中は彼が宇宙人だと聞いて、宇宙の能力を持っていると思い込んでる。この辺りが夏帆と全く違うのが面白い。
で、また富士山をまったり眺める小日向文世が出てきたが、やはり彼は宇宙人なのだろうか?それも、ドラマ冒頭で野間口徹と一緒に温泉に入っていたのは彼?というようにも見える。それだと、小日向が野間口の子供という奇跡的なキャスティングなのだが、どうなのでしょうね。ここまで引っ張ってただの地球人かもしれないけどね。
ということで、今回は、角田さんの話が、徐々に友達関係から広がっていく状況。まあ、女子間では、おしゃべり一人いれば光速で広がる感じでしょうね。で、流れで木南晴夏にも、真相が伝わって、子供が速い人を見た話も納得。そんなところに、また池松壮亮、駅に到着って、このラスト、前々回と同じだろって、これは時空を飛ばない「ブラッシュアップライフ」なんだよね。とは言っても、角田さんを誰も助けようとはしていないけどね・・。
なんか、今回は、特に新しいパワーも出てこなかったし、誰かが危うくなることもなく、まったり過ごした湖畔の日々でした。