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「ペンディングトレイン~8時23分、明日 君と(第4話)」人は誰もが後悔を背をいながら生きているというようなテーマ?
4回目が終わり、最後にやっと新展開が起こるという話。近場に6号車の遭難者がいたということなのだろう。そして、もう村のような佇まいができているということは、タイムスリップした時間に多少の違いがあったという理解でいいのか?しかし、そこにいたのが萩原聖人というのは、少しいかがわしさを感じる・・。そして、多分この中に井ノ脇海を刺した人物もいるのだろうから、決して喜べない状況。そして、人数が増えるということは派閥もできやすいし、他者を信用できなくなってくるフラグのようにも感じる。
今回は、その井ノ脇が刺されるところから。そして、救助に慣れている赤楚衛二が列車に運んだまではいいが、なかなか最後に傷を縫い合わせるというところで躊躇する。そこで、死ぬんだったらと山田裕貴がそれをやるわけだが、そこから、今回は赤楚のトラウマ除去的な話までが大事なところであろう。
刺された井ノ脇も、植物を研究しているが、それは他者とのコミュニケーションが下手だったということもあるのだろう。そこのところは、朝ドラ「らんまん」にリンクしてるのは、たまたまだろうが、ドクダミの話まで出てくるのは、仕込みと思う人もいますよね。まあ、そんな偶然が印象的になる場合も多々ありますね。今年は植物を見直す年なのかもしれません。
そして、周囲に危険があるとして、警備会社の杉本哲太に、その知識を話させる。そのおかげでラストの違う遭難者に会えることとなるわけで、杉本さんが結構重要な役だということがわかる。今朝、「あまちゃん」でゴーストバスターズを歌っていたが、まあ、彼の役は幽霊退治みたいなものということか・・。なんか、色々ドラマ見てると、変なところでリンクしてくるので困ります・・・。
そんなことがあって、古川琴音のわがままから、山田が美容師として、皆の髪を切ることになる。今回は、山田が笑顔を戻し、自分がここにいてやるべきことがわかってきたみたいな回でもあった。
そう、人は、実際の生活の中で、いろんな失敗や嫌なことを心の底に溜めたまま生きている人がほとんどである。それが、トラウマになり成長や向上心の妨げになる。そして、そういうミスを罵る人がいたりもする。また、身体の特徴や、できないことを罵り、マウントしてくるような人に対してもうまく対応できなくなって、自己の本当のパワーみたいなものを発揮できないのも人間だったりする。実際は個々が受容できる宇宙のパワーは同じであるはずなのに・・。多分、このドラマは、ここに出てくる人々がそんな現実から離れることにより、何か未来に向けての新しい希望を見つけるようなところがテーマなのだろうと、この回を見て私には思えてきた。
そのテーマを語るには、少しまだるっこしいドラマであることは確かなのだが、今は中盤。さあ、ここから皆の心がどう変わっていって、最後に現実に戻るときにどういう着地をするかというところが見どころなのですかね。
もう一つ、見る側としては、ここまで勢いがつかない感じではありますが、タイムスリップものは嫌いではないので、どう展開するか見守る感じでしかないですがね・・。