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「モンスター(第5話)」中盤での親子対決。オセロゲームのように裁判はひっくり返るのか?

何回か画面上にはでてきたが、何者かはわからなかった古田新太は趣里の父親だった。そして、次回から、この親子での司法対決が始まるようだ。趣里の受け答えの雰囲気を見ると、まあ、面倒だが、勝ってやる的な態度には見える。趣里のこのドラマでの態度は、新しい太々しさのあり方的なものを感じる。で、至ってスマートなのがいい。それは、先輩であるはずの東大出のジェシーが面白いほどグズなせいもあるが・・。

で、親子対決することになった今回の話は、がんで父親を失った秋元才加が、治療した病院を訴えたいというもの。秋元の父親役は石橋凌。こういうところに、それなりの名前のある役者を使うと、何かすごいことが起きている感じはある。で、その主治医は、「ブラックペアン」で使えない医師を演じていた内村遥。ドラマを混同する訳ではないが、使えない医師を演じたものはやはり不利だろうと思うが、古田が弁護人についたことでどう変わるかである。

というか、こういうがん治療の裁判は実際にかなりの数、おきているのでしょうな。西洋医学でも、東洋医学でも、民間療法でも、治った患者がいるなら、それなりの法外な値段を付けて、弱いものを脅しながらも、彼らに選択させビジネスにしているのがこの世界。そんな中、海外では、抗がん剤は効かないとか、放射線治療も効かないとかのニュースがあると思えば、民間治療でガンが失くなったというニュースも多くある。つまり、正解がないというか、治療法が確立されていず、個人差も大きいこういう病気は、当分の間、こんな感じで、のらりくらりでビジネスとして成立していくのだ。所詮、薬や、いかがわしい治療に心を傾け、免疫力を落とした人間が増えた結果がこれである。そう、新型コロナ騒動も同じである。

で、そういう曖昧なものの弁護をどのようにするのかと思ったら、たまたまだが、病気でジェシーが訴えられた病院に潜入入院することに。で、そこの看護婦に接触する機会があり、彼女が金をもらっている臭いがし出す。まあ、金で味方を作って解決しようとしたのであろう。

まあ、そんな資金がいろんな人に回っていて、つまり、患者は金ズルでしかないということなのだが、さあ、趣里はどういう観点からというか、我々が思いもしない方向から、この病院の悪事をはっきりさせるというのだろうか?

ドラマの中で、何回もこの親子のオセロゲームをやるシーンが出てくる。そう、白黒はっきりさせるためにどう攻めるのかということ。そして、最後の石で大逆転という構図がドラマで見られるのだろうか?

ドラマは5回を終わって、趣里のキャラクターが明確になってきていて、いろんな意味でそのファンも多くなってきている。次回、まずはどう動くか?とても興味深い。

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