「ミス・ターゲット(第4話)」ライバル登場で詐欺師の心もバタバタする可愛さ
結婚詐欺師が婚活をする段階で、自分が男を見てその心の中にどっぷりはまり込むことができないことに気づいてはいるのだろう。つまり、詐欺師として女を使うことはできても、女として女を使うことができないみたいな面倒臭さがこのドラマの面白さなのだと思う。
今回はまずは、前回うまく行きそうになった社長の浅利陽介が、他の女と結婚したというニュースを見てガックリする松本まりか。しかし、こんな感じで松本が彼の相手としてネットに顔を晒した場合、彼女に騙された悪い奴らはそれをチクることをするかというと、しないのだろう。ということを彼女に騙された男が警察に捕まっていて具現化してみせる。とにかくも、訴えが出なければ、結婚詐欺は捕まらないらしい。そして、彼女を訴えたのは、彼女の最初の餌食だった小木茂光だけだという。金がある男というのは、プライドの塊だということ。でもね、昨今は、男が女を結婚詐欺する方が多くなってる気もするよね。それは、昔から「ヒクオ大佐」みたいな話があるか?
で、松本が次に考えたのは就職のマッチングで金持ちの男と結婚をするという計画。そして、マッチングした会社に訪ねると、そこは上杉の和菓子屋さん。親会社がカタカナ名だったのねw
そして、なんとなく役に立とうとする松本はなかなか可愛いというか、もう、完全に上杉に恋しているのだが、自分でよくわからないという感じなのですよね。だから、お菓子の包装ができないのをリカバリーしようとして、家に持ち帰って練習したりする。脚本家は、松本をどのように可愛い女に描くかというところに力を置いている感じかな?
で、その和菓子屋に難癖つけようと考えてるのが八島智人。まずは、舎弟に店の評判を落とせと、SNSでネガティブコメントをいっぱい放り込む。それは、そこそこ効果は出る感じだが、上杉は気にしない様子。松本は、なら、そんなの吹き飛ばすくらいの可愛い和菓子作ったらと上杉に言う。
言われて一度は断る上杉も、松本の言葉が気になったのか、可愛い表情の和菓子を作ってみる。まあ、なんだかんだ言って、うまく行きそうなところに、戻ってきたのが、上杉の元カノのパテシエの田中真琴。あんこの味のことで上杉と会話が弾んだり、それなりに松本は嫉妬する感じに攻めてくる。まあ、恋愛ドラマで、ライバルの登場は重要よね。
で、沢村一樹は、松本の後ろ姿の写真とあまり似ていない似顔絵を持っていたりする。ここから、捜査はどんな方法に進むのか?そして、八嶋の嫌がらせが本格的に入ってきて、松本を見てどうなるのかが、次回への興味というところでしょうか?
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