「めぐる未来(第6話)」時間を戻ることで、人が幸せになることはない・・?
前回、香音が死んだことで、話がリセットされた感じ。そして、萩原利久は早見あかりに自分の時間を遡る病気のことについて話す、そして、二人で母親(佐伯日菜子)の元に。そこでまた事件が起こるという流れ。
いまだにこの、時間を遡る病気という設定が私的にしっくりこない。つまり、これだけ遡って歴史を変えられることはあるはずがないのである。まあ、パラレルワールドを考えればいいのだが、そうすると、周囲の人の記憶なども違うはずなわけで、いわゆる刑事事件ものにこの手の時間移動を加えると、アリバイも何もよくわからなくなって、警察の捜査との折り合いもつかない気がする。だから、勝村政信がウロウロするだけで、あまり捜査というか推理をしないのは、まあ、常套手段にも見えるのだ。
今回で分かったことは、この病気は過去に戻りすぎると本人が死ぬということ。そして、萩原の父親も人助けをするために何度も戻って、最後は母親と萩原を交通事故から救うために命を落としたということ。
で、ここでもよくわからないのだが、父親が過去に行った時に、母親本人は残されて、どうしていたのだろうか?そう、本人が過去に行くということは、どこかで時間が止まらないと面倒なことになる。もう、そんなこと考えただけで、もう矛盾だらけであるわけで、そういう意味では、過去に戻って助けた家族が不幸になるというのは、いろんなバランスが崩れるということなのだろうね。世の中で起こることは必然で、全ての生死に意味があると考えれば、時間の壁を破って、ことを起こすと、やはりタイムパラドックスが起こると考えた方が良いのですよ。
その前に、タイムリープした人とか、タイムスリップしてきた人とかがいると仮定すると、そこで最早、自分の頭脳が壊れますよね。
で、事件だが、香音が残したメモには、自殺したとは思えない「一緒に頑張ろうね」みたいな言葉がある。そして、やはり黒いコートのスナイパーは香音ではなかったのだろう。そして、香音の書いた小説を大西礼芳がPCの中から見つけるが、どうも日記のようだと。そこに真犯人のヒントがある?
しかし、いまだに編集長の藤原光博は気持ち悪いよね。こういう真犯人の候補みたいなのがいまだいて、ドラマ自体は富裕している感じ、だと思ったら、萩原の母親が首吊り自殺に見せかけられて殺される。まあ、ただただ驚かしの連続の中で、この話のテーマがもう一つ見えてこないのは、気持ち悪いですよね。
あと、3回か4回あるのだろうが、もう、萩原は死んでしまいそうだし、早見はすでに3回死んでるわけで、なんか主人公のエネルギーがなくなってく中で、何をか言わんやですよね・・・。
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