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「波よ聞いてくれ(第3話)」小芝風花VS平野綾の会話対決に魅了される!

先週の平野綾が盗撮されているところから、彼女の番組に不審なメールが連続でやってくるという話。今回は、その平野と小芝が二人で会話で射撃を行うようなシーンが出てくるが、ここはすごかった!ここまでセリフ噛まずにテンション高めで空気を作れるのは圧巻。もちろん、平野は声優としてこういうことには慣れているのだろうが、そこに小芝が息を合わせてく感じがめちゃくちゃ気持ちいい。やはり、エンタメとは、プロの仕事を見せることで成立するものだというのがよくわかった。そして、この二人、声質がかなり違うのに、何か綺麗にハモっているようにセリフがうまく交錯してるんですよね。本当、このドラマ、そこを見ているだけでも楽しい!

とはいえ、今回の最初の方の、小芝が父親である立川談春に電話をかけて、それを番組にするという企画がまず面白かった。ここで、談春はしゃべりのプロであるのだが、そのプロが小芝にたたみ込まれる感じもおかしかったのだが、小芝の役名、鼓田ミナレの、ミナレという名前の由来が、談春の愛人3人の頭文字をつなげたものという話は、ラジオで流したら受けるでしょうな。そう、ラジオというのは、それなりのえげつなさをサラリと言えるのがいい。そして、こういう話は記憶にこびりつく。そういう意味では、広告の手法としてはうまくやれば効果があるのだが、昨今の民放ラジオ局のCMは今ひとつそのあたり、有効に使っていませんよね・・。作家がいないということでしょうな・・。

そして、平野から話したいと小芝にアプローチがあり、二人で公園で飲むハメに。そして、平野がワンカップ酒を次々に開けて小芝に愚痴るという対決。ここで、平野の役者としての能力を堪能できるようになってるわけだが、こういう酔っ払った演技がけっこう似合うのに驚いたりした。そして、そこでまず盗撮男に出くわす小芝

そして、店に、平野の元恋人で、ストーカーの本人というその男、青柳翔がやってくる。過去を背負うウジウジしたこの男を小芝は鬱陶しく思うわけだが、ラジオでプロポーズしたいという。それができるのは「波よ聞いてくれ」だけだと・・・。

仕方なくも、プロデューサー、北村一輝にお伺いを立てると、一発OK。そして、今回のメインイベントの彼の告白タイムが始まる。そして、今回は小芝がこの男に説教するのが本番!ここが、今回の最も過激な見せ場!それでも、諦められないという彼に手こずる小芝。そこでスタジオに飛び込んでくる平野。今回は、平野が、はっきりと「あなたは私に必要ない」と言い切る。まあ、気持ち良い別れ言葉ではあった。というか、最終的には小芝と平野がはっきりとライバル関係みたいになることで、ドラマが盛り上がっていく感じがよかったですね。

そして、小芝が家がなくなって転がり込んだのはADの原菜乃華の部屋。彼女と話すことで、局の内情も見えてくる。作家の小市慢太郎が官能小説家だったみたいな話もあり、原が小市にほれていたりして、この辺も話が広がっていくのでしょうか?流石に原作がコミックなので、色々と人物キャラがはっきりしてるのが良いですな。キャラ作りが上手い脚本家っていうのが昨今いない気がしますよね。この辺りは漫画の世界を見習っていただきたい気がします。

色々詰まった話の後で、スープカレー屋に転がり込んだ中村ゆりかは、長く監禁されていたというすごい話。こういう話も小芝が介入すれば、うまく解決していくのでしょうか?次回も面白そう!週末の深夜に眼が冴える、変なドラマです!

そして、北村一輝の持ってる写真の人物は誰?

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