「離婚しない男〜サレ夫と悪嫁の騙し愛〜(第5話)」小池徹平の正体がバレ、話のモードが変わってくる
今回は、小池徹平の正体がわかる回。小池の目的は、篠田麻里子を奪うことではなく、伊藤淳史に対し復讐することだったらしい。この二人が、高校の同級生だったということが今まで全く伏せられていたことで、ここからドラマが大きくベクトルを変えていく。つまり、篠田が小池の復讐の道具だったわけだが、その辺りがバレてくると、最初の彼女の露出は意味があったのかとも感じられる気がするのだが・・。よく、一昔前は、「必然性があれば脱ぐ」みたいな話がよくあったが、その頃の必然性とは言い訳にすぎず。そういう映画にそれほどの作家性があったとも思えない。所詮、金銭でそういう流れになった方が大きい気はする。今回の篠田の芝居で、そんなに出演料は上がっていないだろうが、まあ、彼女が女優としてどういう方向性を向くかは、次回作がものをいう感じがする。
しかし、考えれば、小池徹平が伊藤淳史に復讐するなんていう企画、深夜枠ではあれど、そんなに通る企画でもないですよね。その二人だけでは、誰も見ないでしょうし、普通に考えて、ただ篠田麻里子が出ていても地味。ということで、必要だったのは彼女の喘ぎ声演技だったのですね。
で、小池徹平、伊藤と篠田には、徹底的にサディスティックなのに、会社の中では。玉田詩織に逆に女王様面されて、鈴を首につけられてマゾプレイに励んでいるようで、まあ、ただの変態なのでしょうな。そして、水野美紀にも嫌われて、篠田以外、味方がいないのが、小池の末路を予測できる感じにはなってきている。
彼が変態になったのは、彼が頭が良かったのに親のせいで大学に行けなくて、代わりに自分が勉強を教えていたバカな伊藤が進学して、美人の嫁さんをもらって幸せそうにしていたのを僻んでのこと。そういう大枠のコンセプト自体が、なんかちっちゃい話ですよね。そこを考えると、どう考えても三流ドラマ。鈴木おさむ自身、そんな一流のものを作る気もないし作れない人だから、まあ、話題だけでこのドラマを形にしてるだけだろう。
まあ、そんなことはどうでもよくて、小池が隣の部屋から出て行き、代わりに越してきたのが藤原紀香。次回予告を見ると、今度は、伊藤淳史と藤原がチョメチョメする関係になるの?なんか、それも変態プレイを具現化するカップルみたいに見えますよね。というか、藤原、梨園の妻なのに、こんな役で俳優やっていていいのか?まあ、歌舞伎界は男どももスキャンダルだらけだから、いいのですかね?というか、藤原がそのステイタスあるはずの位置でいられるわけですものね。
ドラマの話はえげつないだけなのですが、俳優の変なマッチングが変態プレイを際立たせて、射倖心を煽ってくるドラマであるわけで、その射倖心というものに惹かれて見続けているのがわかしなのも否定致しませんけどね・・・。