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「ブルーモーメント(第9話)」台風避難時の陥没事故は焦りますよね。

台風が来るというときに、土砂崩れではなく陥没は焦りますよね。見えない地下の話だし、ドラマ内でも死者が出てしまってる。最後の山下智久の不安な表情はなかなか最終回につなげる表情としては良かった。

しかし、未曾有の台風がやってくる話の前にガス爆発の話は必要だったのでしょうか?脚本的には、一旦、SDMとそれを指示する舘ひろしの威厳みたいなものを物を失くす必要があったのでしょうね。その中で、台風に際して徹底的なリスク回避を行いたいという話がなかなか決まらないというのはわかりやすいが、まあ、こんな物でしょう。でも、ガス爆発の原因がわかって、こんなに手のひら返しすることはこの国ではないと思いますよ。今の政治家たちではね・・。

ここでは、都知事なのでしょうが、映美くららがなかなかわかりやすく首長らしい対応をしていましたが、まあ、小池百合子じゃ、こんなの知ったこっちゃないですよね。ヘルメットかぶって安全なところで美味しい物でも食べるのがいいところでしょう。彼女には行動力があるとは思えないのですよね。東京大震災が起こる前に首長変えないと、えらいことになりますよ。

まあ、話はそれましたが、今回は、出口夏希の成長ぶりがきちんと描かれてましたが、半年でここまでになるのか?とも思いますが、若い人は勢いがつくと、こんな感じになる気はします。そして、山下が彼女に教えてもらうことも出てくる。こういうフラットな人間関係を作らないと、こういう現場はまわりませんよね。まあ、老害で、未だに年上年下みたいなことを言い出すとんでもない人が多くいますが、こういうドラマで見習って欲しい物です。

SDMとは、色々と問題児たちを集めた集団なわけですが、それぞれに、問題を起こしたことには反省もしている。だから、夏帆は台風時の医療現場をなんとか守るために、彼女と対立した神保悟志に頭を下げに行ったりする。そう、自分の感情など、災害では一番邪魔なのだ。本当に、このドラマを見て、岸田文雄に感想を聞きたい。今年の元日に起きた能登半島の地震に対して、自分が何をしたのか?ちゃんと思い出して反省してほしい。本当に、東京に大地震がきて、岸田と小池のコンビのスタンドプレーが繰り広げられるところを想像すると虫唾が走る。

ドラマでは、次期総理候補と言われる男を、何もわかっていないふうに揶揄するくらいで終わっているが、実際、日本の政治家たち、閣僚たちは、こういう災害に対してどう感じてるのかを聞きたいところ。

ということで、このドラマ、傑作かどうかは置いといて、ここまで我々に災害の恐ろしさを色々と教えてくれているのは共感が持てる。最終回、山下はどう泥臭く闘うのか、興味深く見させていただきます。


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