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「バントマン(第2、3話」つまり、福利厚生を行う部署のドラマであり、そこで自由契約選手が居所を探すと言うことね。
2、3話を続けて見る。
(第2話)
前回、社長の坂東彌十郎が語っていたが、よく職務の内容が分からなかった「SBO」部。野球好きが、野球的に物事を考えて、社員に細かい福利厚生を与えて、労働環境を変えようという話みたいだ。そして、彼らの役割は、どのように野球のバントのように社員のために貢献できるか?と言うこと。そして、そのチーフが倉科カナ。そしてそこに3人の部下がつく。皆、とりあえず野球好きのようだが、どこのファンとは名乗らない。また、ドラゴンズが協力しているドラマだが、この舞台は東京のようだ。だから、誰も鈴木伸之のことなど気にしないと皆がいうが、中日ファンも東京には結構いますよ!そして、東京はそう言うライバルファン同士が語れる場でもあるのです。
それはともかく、SBO部の最初のクライアントは、シナリオ作家志望の女性。もちろん、グループの社員だが、子育てとの両立、そして夫の理解のなさで、その夢を諦めようとしている。だが、彼女はシナリオコンテストの入賞経験もあるわけで、勿体無いと彼らがチームでアシストすることに。というか、ドラマの意図はわかるが、会社が社員のプライベートに関わってくるのはある意味ウザイ感じはする。ある意味、新しい試みで冒険だが、それを受ける本人たちはどうなの?と思うところが多い。そして、最初は、今回のターゲットは逃げていた。
で、鈴木伸之をこの話にどう加えるのかと思ったら、鈴木が脚本家、坂元裕二と懇意にしていて、彼女のシナリオを読んでもらうようにする係。そして、それをきっかけに彼女はSBOの本部でシナリオを仕上げる。まあ、ここで言われるように人生、まず打席に立つことである。これで、鈴木がサポート的にこの仕事をやりながら、新しいチームを探すと言う展開になるのだが、結構安易な話である。
(第3話)
そして、3話は、アイドルの推しが同じ親子の話。娘が父親と一緒に推しのコンサートに行きたいと言うのは、世の中ではかなり稀なことな気がするが、お父さんがもともとアイドルオタクならそう言う家もあるのか?親子関係の話としては珍しくないが、では、どうやってSBOはサポートするのか?といえば、そのコンサートの日に、会社の接待で関連会社の社長の娘のバイオリンを聴きに行かなくてはならなくなった父親をなんとか、娘と共にアイドルコンサートに送り届けようと言うもの。まあ、こういう時間ギリギリの設定にすると、色々問題が起こる。その上、父親と一緒についていった鈴木が野球選手であることがバレてしまう。野球選手は、顔ではそんなにバレないが、体格で基本、他の一般人とは違うのでバレますよね。
そして、娘のバイオリンを聴かせようとする社長が川崎麻世。この人も歳取らないですよね。なかなか演技も昔から変わらないのは好き。そして、結果的には、川崎と懇談することになり、コンサートは間に合わなかったが、SBOのおかげで親子関係もまとまり、川崎の会社ともうまくいくというオチ。この辺り、ビジネスドラマというよりも、ホームドラマ的な部分が大きいですね。
これからの流れとして興味深いのは、鈴木にどう野球のオファーが来るか?というところでしょうか?そして、多分、彼はホームランバッターからバントマンとしての復活に賭けるみたいになっていくのかな。まあ、それなりに面白いです。もっと、野球のシーン見たいけどね。