「Re:リベンジ-欲望の果てに-(第9話)」そこでまた人が死ぬって、もう展開がネガティブすぎる
で、見上愛は殺されてしまったのですか?殺したのは赤楚衛二。それなら、もうどうにでもなれで、見上は赤楚の子を孕っていて、それで赤楚の心はもう狂気に堕ちて、理事長も辞めされて、病院も信用を失って潰れてって、そんなネガティブな中でエンディングを迎えそうな感じを妄想したりするのだが、このドラマ、何が見せたいわけ。まあ、利益を追求するばかりに病院の本筋がどんどん悪い方向に行くのはわかるが、前にも書いたが、スタッフもキャストもこんな救われないドラマを作ってて精神的に大丈夫か?
まず、今回は笹野高史に唆され、一番、隠してることがバレそうな橋下淳を親子まとめて、買収して口封じをするところから始まる。だいたい、なんでも笹野のいうことを聞いている赤楚がまず情けないよね。そして、これだけ、色々人が死ぬ結果になったのは、笹野の作る汚い食べ方をするジジイの加齢臭見たいのが原因であろう。まず、殺すなら笹野だ。彼のディナーに毒を持って、法廷解剖などせずに、焼いて仕舞えばいい。そして、赤楚はその後で錦戸を監禁して、焼くでも煮るでもすればいい。まあ、錦戸も感情だけで動く人間であり、医師として最も必要な命に対する敬意みたいなものはないようなので、殺されて当然とも言える人間なのだから。
ということで、そんな男たちに騙される、芳根京子も見上愛も格好悪いのである。この病院、もう、存続する能力もないということは見ている人々が一番わかっていますよね。そう、今、外科のエース的な内田慈も、もう一つ下手くそな外科医としか思えないし、出てくる女たち全てが、今のドラマに思えないくらい間抜けである。
そう、サスペンスとしてみても、ほとんど面白くないのだ。こんな話なら、病院の入り口でマイナ保険証が使えるとか使えないとか、そんな下世話なことで大騒ぎになる病院ドラマの方が面白くも見える。
それは冗談としても、とにかく、赤楚も錦戸も、どんな病院を作りたいのか、その辺が視聴者に明確に示されていない。お互いに、相手に利権を渡すことは許せないだけ。そして、それを守るためなら愛した女性も殺す論理。もう、頭がクラクラしてくる。
やはり、このドラマのラストには、大門未知子が、メロンおじさんと一緒に登場することでまとめるのがいいのではないかと私は思う。もう、失敗する医療ドラマはたくさんである。そして、医者でもないものが理事長だと言って、医師を好き嫌いで使うようなドラマも最低である。ある意味、「Believe」といい勝負のヘタレドラマになってきましたね。