「ホットスポット」バカリズムのSFシリーズ。今回は「未知との遭遇」なのね！

この間「ノンレムの夢」を見て、バカリズムの連ドラをみたいと書いたら始まった。こういう流れは良い。そして二年前に「ブラッシュアップライフ」が放送されていた時間に。で、今回も女の子三人組が絡んでいて、それが二組。主役の市川実日子は二組に絡んでいるので、合計五人の女優がドラマの中核にいる。市川以外は、夏帆、坂井真紀、平岩紙、鈴木杏。「ブラッシュ〜」にも出ていたのは夏帆だけ。それくらいバカリズムに好かれているということか？それはともかく、この女優陣で面白くないわけがないという臭いがぷんぷん。

そして、何の話かと思いきや、主役は「宇宙人」それも、市川の職場であるホテルに勤めているホテルマンがそうであったという話。考えてみれば「ブラッシュ〜」は「バック・トゥー・ザ・フューチャー」だったわけで、今回は「未知との遭遇」か「E.T」かというところ。で、その宇宙人である東京03の「角田晃広」が市川たちに「E.T」の話を振ると誰も知らないという流れは、わざとか？いや、この振りで最後は角田が警察の管理下に入ってしまうのか？どうにでも面白く作れそうである。そして、角田は地球生まれで母親が地球人だということ。そして、初回は彼の能力の話でまとめられる。

まずは、市川が自転車で帰宅するときにトラックに轢かれるのだが、それを助けたのが角田。そして、彼はそれがあって市川に秘密を喋る。で、その後ホテルで二本指で10円玉を潰す技を見せ、宇宙人だと信じさせて「誰にも喋るな」というのだが、簡単に幼馴染の二人に喋り、彼女にも能力を見せろと迫るわけだ。この「誰にも喋るな」という言葉の流れで、多くの周囲の人に宇宙人・角田のことがバレていくような気がする。

で、今回は、その力を使って、部屋から盗まれたテレビの行方を追うという話。つまり、人間のさまざまな能力が増幅させることができるのが宇宙人であり、彼の犬のような臭覚でテレビの臭いを追うという、犬でもできなそうなことをやってのける角田。とはいえ、角田が宇宙人だといえないので、この手柄は市川のものになる。で、犯人だった清掃係の野呂佳代はクビになったからもう出てこないの？毎回、宇宙人がホテルでの犯行を解決する話なのか？いや、これ、いろんな物語ができそうで、さすがバカリズムの発想という感じ。もう、楽しみでしかないですな。

で、この舞台が富士山の麓というのが良い。そう、宇宙人が降りてきそうなところだからだ。あと、父親の本物宇宙人は出てくるのか？空飛ぶ円盤は？いろんなことが気になってくる。そして、ホテルの客で長く居着いている小日向文世や、何でも持って帰っちゃう清水伸や、女を替えてやってくる勢登健雄なども、いろいろ怪しい人たちで、最後に宇宙に運ばれてしまうかもしれませんものね。いやはや、初回では全く先が読めないが、日本を宇宙人から護るヒントでもあればありがたいですな。

で、ホテルのタオルは持って行ってはいけませんよ！