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「プライベートバンカー(第7話)」夏木マリVS土屋アンナ。なかなかわかりやすい経営話

BSの朝ドラ再放送「カーネーション」が夏木マリパートに入り、私的には見直してもなかなかキレのいい演技をしている彼女を楽しく拝見している。あのドラマを放送してから、もう14年が過ぎている。あの時は特殊メイクもしてるわけだが、14年経っても元気な夏木マリがいる。で、ちなみに「絹の靴下」でヒットしてからは52年。今、72歳。まだまだ元気でオーラを放つ彼女に拍手ではある。

そして、今回はその夏木に、娘役の土屋アンナがクーデターを起こすという話。土屋も友人のプライベートバンカーを連れてくる。ウェンツ瑛二。見るからに見てくれだけの役を見事にこなしていました。そして、土屋が打ち出したキャッチは「サスティナブル」ここにきて、あまり聞かなくなった言葉ですよね。皆無にはなっていませんが、そんなにビジネスを持続可能にするのは簡単で無いということでしょうね。そして、なんか胡散臭い言葉になりつつある。今まで散々環境とか壊してきた人たちがそういう言葉でまたビジネスやってるのが信じられません。

で、クーデターは成功。既存の「はなまるハンバーグ」という業態を、今までの半値にして、「安い、早い、うまい」で売るというオリジナリティは全くないお仕事。そして、半額という言葉には、最初は惹かれるが、その後、飽きられないようにするのは大変ですよね。

そして、夏木はそれとは真逆の高級店を出店。それが見事に当たり、土屋は怒りに怒る。そして、怒られたウェンツは、違うビジネスの追加を提案するがそこに唐沢寿明登場。ウェンツがやってることは、自分のクライアントの不要な物件を処理をする目的と、その手数料を取るだけのビジネスだと言い放つ。まあ、実際、起業してもそれが目的という人は多いし、とにかく、創造性のある起業家など日本には微々たるものしかいないのが現在の状況。まあ、ビジネスの中身にオリジナリティがない人を信頼してはいけませんよね。あと、大企業の人の言葉だけ信じる人もね。バカがバカを呼ぶという話ですから。

ということで、最終的には夏木にボロ負けの土屋、立ち直れないように潰された形。まあ、夏木と土屋のキャラもあって、なかなか面白かったです。

そして、唐沢が土屋がダメなところを三つあげる
⚫️部屋を土足厳禁にしたこと
⚫️経済学、経営学を信じ過ぎていること
⚫️人を見ていないこと

最初の話以外は、よく言われることですね。そして、総じて言えば、顧客優先の考えなしではビジネスは成立しないということでしょう。ウェンツも自分の金のことしか考えていませんでしたものね。

ということで、実の息子娘たちは惨敗という結果が出たところで、また橋爪功の容態の変化の電話がある。次回予告を見ると、死んだのではなく、記憶がなくなったようだ。また、面倒なことだが、最近ではよくあることでしょうね。さあ、最終章、どんな結果になることやら。


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