「ビリオン×スクール」ビリオネアが高校教師にあるという設定よりもAIの教育創造みたいなテーマ?
AIの教育プログラムを開発するために、進学校に教師として赴任する、CEO、山田涼介。彼が担任するのは、その高校でも「やる気0」「才能0」「将来性0」の生徒を集めたクラス「0組」。そして、彼の秘書でもある木南晴夏が副担任と、設定的には日本テレビが好きそうな題材だが、CX制作。CXのドラマも最近は、かなり出来に差がある気がする。初回を見る限りは、あまり期待できそうもない。
まあ、山田の役は山田らしく、顔に自信があり、能力にも自分で自分に惚れているような男。その彼が、問題児をどう処理していくかと言うところ。まずは、彼がAIでどんな授業をしていくかが見どころか?
その前に初回は、山田と木南のコミュニケーションがなかなか面白かった。わがままな山田に対し、うまくコントロールする木南。そして、山田が開発したAI導入ロボット?が安達祐実。安達は、こう言う無機質な役はピッタリだったりもする。そう、ロボットは年齢不詳なのがいい。最近は、こういうの見せられても、「そんなのないだろう」と思うことがなくなった。私的には、最近のラブドールの美しさと、優れたAIがシンクロすれば、もっと精巧なアンドロイド的なものはできるだろうと思う。AIゆりこはいらないですよ。明日の選挙に向けて、リアル百合子も必要ないですが・・。
そして、話的には、毎回、生徒に山田の正体がバレて、彼の傘下に入っていくような展開みたいだ。初回で、山田の正体を知ってしまったのは、水沢林太郎。彼がアルバイトの建設現場で山田を見てしまう。この現場、今、小田急デパートを潰して高層ビルを立てようとしている現場だ。このビデオ、後で結構貴重な風景のビデオになりそうな感じはする。
それはともかく、山田の傘下に入った生徒がどう変化していくかと言うのが大事なところですね。そして、その山田をこの高校の校長の水野美紀がやめさせようとしているが、彼と何か因縁があるのだろうか?
あと、山田に話しかけて、色々探ろうとしている、学校の職員の神木隆之介。まあ、彼をキャスティングしたと言うことは、結構意味のある役なわけで、どういう人なのかは興味深い。
で、ただの学園ドラマでないのは、最後にアクションシーンがあったこと。こんなに筋力増強できる機械ができたら、戦争なんかでも使われるでしょうね。まあ、AIなどと言うものは、半分以上、軍需産業で役に立つものなわけで、このように、ビデオで表現できるものは、実際にできる可能性も高いと言うことかもしれない。
そんなこと考えながら、1時間見たが、そんなに面白くなるのか?と言う期待は薄いところだが、設定的には気になるオリジナル作品、これも3回目までが勝負だろう。