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「放課後カルテ(第6話)」学校の業務が大変なのはわかるが、難しいですよね

今回は、森川葵が慌てて遅刻ギリギリで学校に登校してくるところから。導入部で森川が今日の主役なのはわかる。しかし、頑張り屋さんで、教師という仕事を至って真面目にこなそうとする教師役に森川はなかなか似合っている。それほど派手さにない美人だからかもしれないが、意外に表情が豊かで児童に向き合う態度も真摯で良い。

そんな森川だから、仕事を抱えすぎて身体の維持が疎かになるというのが今回の図式。私もサラリーマン時代に極度に残業が続き、まともな飯が社食だけということはあったが、基本、ドリンク剤などには頼らないようにしていた。とは言っても、結果的にはオーバーワークは仕事の効率が悪いということがよく分かっただけだった。それも経験。本当に、このドラマをみて心配になるのは森川の家の冷蔵庫が殆ど空で、ゼリーとかで食事を済ませていることだ。小学校だから、先生も給食だろうが、最近の給食では腹も貯まらんだろう。

そして、森川のデスクに次々に増える「付箋」。昔は付箋をデスクに貼るようなことは連絡などの時しかなかったが、最近はこういう人もいるのか?こういうやり方をしていると、まず優先順位がよくわからなくなってくる。そして、そういうところには仕事は集まってきやすいのも確か。まあ、働き方改革とか言っても、実際のパワーバランスがわからないことが多いし、ただ帰れと言っても、みな、仕事を家に持って帰るのだろう。まあ、イタチごっこなことが多い。

で、医師である松下洸平に言えることは、「ちゃんと寝ろ」「ちゃんと食べろ」ということだけ。でも、確かにそこが充実していれば頭は回る。そしてスケジューリングもちゃんとできるし、余暇も取れるようになれるのだ。とはいえ、医師も食う暇がないとインスタントで済ませることは多いのでしょうね。

そんな、森川の状態で、児童たちの持ち物が問題になったりする。親の意向もあるし、そういうのは他の子に流される場合もある。昔以上に今はスマホなるものがあるだけで面倒臭い。そんな中で授業中にメモを回すシーンがあったが、今でもそんなことをやっているのだろうか?電子機器が充実する中でちょっと違和感があった。

そして、六年生だから日本歴史をやっていて、江戸時代らしく、八代将軍吉宗の話から目安箱の話に繋げるのだが、そこから、児童が森川のことを心配する気持ちがわかるとは、そんな単純か?いやこういうことでいいのだろう。

そして、先生みんなに促され病院に言って、温かい味噌汁とおにぎりという食事をして涙するシーンは良かった。こういうの見ると、やはり、子供たちにはたっぷり給食食べてほしいよなと思う。そして、それは国だったり自治体がそういう方向に予算を作れば済むことなのだ。そう、子ども食堂が必要なら学校にあるべきだと私は思う。

まあ、しかし、教師も児童も大変だという回でした。お疲れ様!

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