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「全領域異常解決室(第3話)」タイムホールとファフロツキーズと時空を超えた通信

突然、ビルの上からゴミのようなものが降ってくるところから始まった今回。そこには死体のようなものも。そして、落ちてきたのは4年前に行方不明になっていた小型機の残骸だった。そして、そこには、時空を超えるタイムホールを研究していた神保悟志が乗っていて行方不明になっていた事実があった。

面白い冒頭なのだが、これを最後に簡単に「ファフロツキーズ現象」と断定してしまう藤原竜也には、ちょっと違和感があった。魚が空から飛んできたなどという現象と同じに飛行機の残骸が降ってくるとは思えない。まあ、このドラマ、最後のオチのところに毎回無理がある。黒岩勉、この周辺のことはあまり詳しくはないのでしょうな。

で、今回の話は、その神保の右腕であった山口紗弥加がデータ捏造で研究機関を辞めさせられていたという話が出てくる。これは、例の小保方さんの話がヒントだろう。超常現象もそうだが、胡散臭いものには敵が多いし、その利権を狙って国際的に動くスパイがいるのも確かなこと。

そして、それから4年経って、山口は、藤原に対峙して、タイムホールは、物質レベルでは難しいが、データレベルでは活用することができるようになったと言っている。つまり、データを過去や未来に運ぶことが可能になったということ。量子力学的な考えなら、それができれば、物質データを運ぶことも夢ではないだろうということになる。本当か?

だから、それを使って山口は、投資をしていて、莫大な資産を築いていたとのこと。そして、ラストには、神保と思われるものとスマホで会話が成立している。そして、近未来にまた出会うことになるとのこと。つまり、神保はタイムホールを抜けて未来に行ったということになる。

かなり危うい脚本なのだが、そこそこに話は成立している。そして、その事象の中に、同じ研究員の嫉妬があったり、神保と山口の間に恋愛感情があったというところで、うまく話を糊付けしている感じがするが、かなりいい加減ではある。そんな話の中で振り回されて拉致までされる広瀬アリスだが、彼女だけが見える世界がある。これが彼女がここにいる理由なのだろうが、それがヒルコ?というのもよくわからないし、もう一つワクワクにつながらない。

そして、今回も現場に現れた藤本莉子は何者?小日向文代とも面識があるようだが、こういう怪しい女を配置することで、ドラマを面白く見せようとしてるのはわかるのだが、もう一つですよね。

とにかくも、藤原と広瀬、そしてユースケと成海璃子、それぞれにうまく操られているような感じのままに3回目が終わった。黒岩脚本にしたら、もう一つフワフワしている。もう一つ藤原たちと、怪しい超常現象の一騎打ち的になってないからでしょうね。ここからの展開に期待はしたいですけどね・・。

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