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「オクラ~迷宮入り事件捜査~(第2話)」オクラ事件の証拠捏造からの正義の行方
警察官の正義とは法の元に逆らったものたちを捕まえることだろう。そういう意味ではわかりやすいが、その裏に「事件のもみ消し」ということをやっていることも事実だと思う。そして、そのもみ消しができる政治家は、自分たちの裏金授受の不正ももみ消してもらえるリアル。ここで、正義とは何かをもう一度問う。所詮、法も不公平なのだ。
だから、反町隆史がやっていること、つまり、証拠を捏造してオクラ事件の犯人を捕まえるということは、ある意味正義だが、それが法に反してるわけで正義ではない。そう、正義とはそれほど曖昧だし。法=正義ともいえないわけだ。
そして、その反町を責める杉野遥亮も、警察内でやらかしたことがあるようだし、そして、恋人か何かを殺されているような記憶の向こうが見えてきた。つまり、この警視庁という組織に不満がある。そういう二人の心がここから一緒になっていくというドラマなのかね?そこそこ面白い。
今回の話のきっかけは、反町が捏造した垂れ込み電話。11年前の高校生の自殺は殺人だというもの。そして、その殺された高校生は、部署の前田旺志郎の同級生。ということで、彼が自ら本当のことを洗い出そうとする。そして、いじめを行っていた男、豊田裕大を追う。
そして、追っていってわかったことは、豊田が政治家の女、黒沢あすかにあっていて、二人は無理やりな愛人関係だったということ。その馴れ初めは、黒沢が学校で講演をやった時らしい。それ以来の肉体関係?気持ち悪いし、昨今の女性大臣がみんなこんなことするのか?と妄想をしてしまったりする。気持ち悪い。で、豊田は、彼が人殺しをした真実を彼女に揉み消してもらい、今も愛人関係にあるということ。再度だが、気持ち悪い。
そして、ここまでわかってきて、豊田を追い詰め、事件の証拠になる金属バットを確認するところで彼を捕まえる。だが、罪状は公務執行妨害だけ。おかしいだろ、というところで、杉野がとっていた逮捕現場での供述シーンがネットに上がる。それから後、政治家がどうなったかは知りたいよね。SEXスキャンダルで彼女が辞めさせられるというところまで見たい気はする。
だが、このドラマではこの事件の真相的なことは追わなくてもいいということだろう。本質はどうやって、証拠を捏造しているのかということ。そして、それにより犯罪者を人生終了に導くことだと思うからだ。だが、いつも反町は肝心なところは「秘密」と言ったりする。その辺の謎がこれからわかってくるということか?
他に気になるのは、白石麻衣。意外にアクションがちゃんとできている。ただ、ちょっと身体がアクション体系ではないよね。今回の主演の前田はなかなか存在感があってよかった。こんな感じで、特命操作管理室の方々がこれからも一人一人主役になっていく感じなのですかね・・。