「婚活1000本ノック（第8話）」関水渚にフォーカスかけて、ドラマの勢いを変えていこうという魂胆？

前回は「ゴースト」のパロディまで妄想したのに、八木勇征は成仏してしまったと思った福田麻貴。今回は「タイタニック」の妄想から始まる。そんなこと考えてる福田は山寺に籠り、坐禅を組むやら、写経をしたり、なかなか「無」の境地には陥れない感じ。

そんな福田を描きながらも、話は関水渚の婚活の話にフォーカスを当てる。あくまでもこのドラマ、福田が主役なのだが、やはり華がないのが色々と無理を感じさせるところ。そこで、一回分、マルマル関水の話にしてしまえという感じなのだろうか？色々と、脚本家たちの混迷を感じさせるのだが、本当のところはどうなの？

で、成仏したはずの八木勇征が関水の家に来ている。話を聞けば、三途の川で舞い戻ってきたと・・。その三途の川の整理人で徳永ゆうき。こういう役にはピッタリですな。そんな時に、彼自身の結婚の話もあったりしましたが、おめでとうございます。結婚しても三途の川を守っていただきたいものです、

で、八木が関水の婚活を手伝うことに。そして、数個の条件を渡され悩んでるところに現れたのが、モジャモジャ頭の野村周平。もはや、母親の萬田久子から離れてフリーダムな雰囲気でデザイナーをやっている模様。そんな野村と関水を引き合わせると、関水も野村と一緒になってもいいといい、父親の宇梶剛士を納得させ成仏させるための作戦が始まる。

流れ的には結構面白そうで、作戦のリハーサルで「地上の星」などが流れ無闇に盛り上げるも、中身はあまり面白くないわけですよね、これ。そう、野村と関水がデートする最中に、宇梶を高尾山に行かせるとか、全く意味不明だし、ドラマ的にこれ、面白くする気があるのかさえ思ってしまった。

そんな、関水が恋愛一直線な中で福田はBL漫画の原作をやらないかと言われる。しかし、担当編集の白河れい。福田に話する時の姿勢が相撲の仕切りのようなのだが、これはお父さんの影響か？お父さんがお父さんなら、娘も娘というところか、この人、この演技だと寿命は長くないかなと思うわけだが、どうなのでしょうね。

そんな中で、福田も入って、関水渚と野村周平のプロポーズ大作戦が行われる。しかし、花火まで用意して、これ誰がお金出してるの？とか思ったら、最後の「ちょっと待った」の一声で風間俊介が現れたのは面白かった。野村のやられた感も良かったし、関水渚は良い人と結ばれたということか？

しかし、こういうまとめ方されると、なおさら、ここから福田の婚活がまだ続くのだろうことだし、なかなかダラダラのクライマックスに感じるのですよね。連続ドラマって初動から中盤にかけての前半でうまくドライブかけないと、トップギアには入らないのですよね。そういう意味ではこのドラマ典型的な悪い作りの気がする。最後は野村が福田と一緒になる感じもするが、どう持っていくのでしょうか？脚本陣よプロの仕事を見せてくれ！