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「マル秘の密子さん(第8話)」福原遥が松雪泰子によって会社から追放されるという展開ということは・・。

前回の最後にも今回のビデオは出てきていて、松雪泰子が福原遥の姉(泉里香)を助けなかったということはわかったが、そこには悪意があったわけではないだろう。だが、二人のうち一人と考え、他の判断で泉を助ける手段が思いつかなかったという流れのようだ。そして、松雪は遺産相続で株券を手に入れたわけだ。それをよく思わない親族が色々手を尽くしたというか、勝手に仲間割れして松雪が社長の座についた。

ここで腑に落ちないのは、福原が会社の中の人にならなかったことだ。社長にしてもらった恩があるだろうし、そういう話を持ち掛けても良かったはず。そういう意味で、そうならなかったところから、松雪が福原の敵であると気づくべきだっただろう。

そして、社長の松雪は福原に何も相談せずに色々とプロジェクトを先に進めようとする。福原も、姉を殺したのは会社の中の人だと思っていたから、こういう流れになることは思っていなかった。

そして、問題の火事場のビデオがデータ修復されて戻ってきて、それが松雪と福原を敵同士とする。福原がゴミとして捨てたものを拾ってきたことから責める松雪。前回までとは違い冷酷な喋り方のなる松雪。まあ、役者である。

しかし、データの入ったSDカードを壊しもせずに捨てたのは不味かったですよね。そういう意味ではドリルでパソコンを壊すような政治家はたいしたタマだとも言えますよね。こういうデータの扱い方をドラマで見せるケースが最近よくありますが、こういうシーンの見せ方で脚本家がデジタル解ってるかどうか解ってしまいますよね。少しはセキュリティーを考えた脚本にしてほしかった。

ということで、福原の味方はほぼいなくなったという状態。ここから、誰が福原をてつだうのか?多分、上杉柊平と清水尋也は福原に恋心があるみたいだから、その辺が松雪をつぶしにかかって、最後は上杉が社長になって、松雪の夢が崩壊するみたいな感じですかね。とはいえ、ここからの福原の反撃は面白そうではある。そして、男たちはともかく、桜井日奈子や吉柳咲良はどう動くのか?もちろん、松雪も根っから悪い人に描かれているわけではないから、一緒にプロジェクトを進めるという考え方もあるでしょうな。

とにかくも、このドラマで復讐を考えていたのは福原遥だけである。そういう邪心を持ったものは阻害されてしまうという構図はわかりやすいですな。まあ、最後に笑うのは誰?というお話になってきましたから、ここからクライマックス、どのくらい楽しませていただけるか、興味深くはあります。

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