「街並み照らすヤツら(第7話)」近場の人がグルグルお金回してるだけで、話が前に進まない感じ・・。
最初に一緒に偽装強盗やってた萩原護が、森本慎太郎の名前、正義を名乗って、隣町でレクチャーしてたということで、本当の強盗は隣町から来ていたというオチ。そして、その萩原が刑事の宇野祥平に捕まってしまう。ということで、全てのストーリーが警察に語られるということですよね。
そして、森川葵がいなくなって森本に恋する吉川愛は安心していたのに、彼女が帰ってきたことを知って、森本を逮捕することに動く。自分のために警察に留置した方がいいと考えたのだろう。ある意味、泥棒に恋した婦警さんの話として、これはありだし、結構、面白いものができるかも?
というか、このドラマ、そんなアイデア出し合いながら、無理くり前に進めてる感じがするよね。森下能幸が本物の強盗をスタンガンで倒して、商店街の人間に強盗をなすりつけようとして、殴られるところなど、ただの「コントみたいな流れですものね。それが、最近のドラマとしてはわかりやすいものになっているのは皮肉である。
あと、わかりやすいのは、ナレーションが異常に多いことですよね。田中秀幸という、野暮な男の声だが、まあ、このくらいやれば、ついてこられない人はいないだろうという感じ。大体、キャストの心の中までちゃんと語ってしまってるわけで、テレビドラマとしては、これどうなのか?いや、「アリっ」ていう人の方が多いかもね。
あと、これ、シャッター商店街の再開発問題と、再生の話を基軸にしてるのだが、出てくるキャストが、みんな友達がいない感じに描かれてるのがキモですよね。そう、シャッター商店街が増えるということは、友達がいなくなって孤独な人も多いわけですよ。ある意味、そこのところで琴線に引っ掛かる人の方が多いような気がする。老人の孤独死みたいなのも詰め込めばいいのにね。
とにかくも、そろそろクライマックスなのだろうね。伊藤健太郎と森下の悪巧みは、全く前に進んでいかないから、なんとなく商店街が残る方向でドラマは流れている気もするが、どういうオチにしたら、楽しくなるのでしょうか、もう一つ見えてこないですよね。
船越英一郎の悪巧み側の動きももっと色々出していかないと、対決姿勢も出てこないしね。そう、船越の友達で反社みたいのが出てくれば、結構、最後盛り上がりそうになる感じはするよね。それに対抗して商店街の親父たちが妙な結束になったりね・・。
色々考えるが、私的に今一番面白いのは吉川愛の動き。愛する森本を救えるのか?そして、森川から奪えるのか?まあ、それは無理そうだが、他にあまり面白いキャラがいないから、彼女に注目というところですかね。