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「マル秘の密子さん(第4話)」早くも密子の正体がわかるが、色々サスペンスにはなってきた

前回、最後に小柳ルミ子が福原遥に「うまくいってるようね」といったのは、小柳が皮肉でいったことで、福原が何者かを知りたいのは小柳も同じことのようだ。脚本家の気持ちはわかるが、前回の終わらせ方はフェイクのようなものだし、何故にこのシーンで福原が小柳にところにやってきたかはよくわからない。こういうよくわからないシーンを作られると、先が思いやられるとも言える。

で、ドラマは上杉柊平と桜井日奈子が福原の正体を探るという流れになっていく。そのついでに、勘違いの桜井が面白いのだが、このドラマでは上杉は全く格好良くないので、まあ、コメディ的になこの辺りがドラマ要素としても見ていて面倒臭い。でも、ここでの桜井はなかなか可愛いのですよね。

そして、彼らが突き止めるのは、福原が養護施設の出身だということ。そして、その前にDVにあっていて心はボロボロだったということも。同じ日テレのドラマ「降り積もれ孤独な死よ」でも話がDV起因なのだが、日本テレビで同じような題材が被るというのは、本当に日テレ大丈夫か?本当に、一回、ドラマ作るの最低限に抑えればいい気がするが、まあ、会社としてそうもいかないのだろうね。

そして、今回は、松雪泰子の別れた旦那が出てくるわけだが、松雪的にも、演じていてこんなダメ男が旦那ということも初めてではないか?松雪の男の見立てもよくわからないが、金持ちの神保悟志には惚れられたということなのだろうね。そう、いつもと違う男に惚れられたからドラマが始まったとも言える。

そして、旦那は、渡辺真起子と志田彩良に松雪のことを聞かされ、松雪の前に現れた。そして、金をせびることで、松雪の信頼を失くす作戦だったということ。その男を福原が殺そうとまでするところはなかなか刺激的だった。

そんな中、福原がこの会社に復讐のためにやってきた理由も吐露される。福原の姉の泉里香は、神保の秘書をやっていて、火事で亡くなった。このように福原の秘密はほとんどこの回でわかってしまうから、このドラマのタイトルは違うような気もする。

そして、旦那が暴れたりして、松雪が社長になる話は振り出しにもどった感じになるが、松雪が福原の秘密を知り、同志として二人で神保のやりたかったプロジェクトを完成させる決意をする。ここまでがドラマの初動という感じですね。

そんなところに、行き場のなくなった旦那から電話がくるが、そこで彼は誰かに突き落とされてしまう。雰囲気的には上杉柊平に感じるが、多分そういう単純系ではないだろう。つまり、このドラマはグループの遺産相続のドラマなどではなく、この会社のもっと闇の部分が世の中に晒されるような謎解きのところが重要だということですね。決して、それが面白いとは思わないが、大企業VS松雪+福原の構図は面白い感じはする。

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