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「しょうもない僕らの恋愛論(第4話)」20年間、止まっていた青春が動き出す?

ラスト、明らかに眞島秀和も中田青渚も、ナチュラルに恋のスイッチが入ったみたいな終わり方。まあ、恋なんて、一目惚れでも、本格的なスイッチは意外なところで入ったりする。恋は論理的に整理できる物ではない。だから、偉そうにそれを語る人も信じてはいけない。だからこそ、面白い。そして、世の中のエンタメの過半数はそんな恋の魔力をそこに描き出そうと作り続けられるわけだ。

このドラマも、いろんな年齢差こそあれ、好きなものを見つけてしまった?人たちの戸惑いみたいなものが主題と言って良いのだろう。

今回は、まず矢田亜希子が古舘佑太郎に告られるところから始まる。確かに職場で勤務中に告られることはほとんどないだろう。それくらい、古舘の思いが煮詰まっていると考えればそれもあり。そして、矢田は嫌な感じはしないだろうが、歳下の男に面と向かって、そんなイレギュラーな告白をされて戸惑うばかり。その戸惑いの中に眞島は存在はしていないのだろうが、・・。でも、そんな自分の恋愛観を酒場で振り返れば、眞島のことが気になったりもする。そう、いつも一緒に飲めるという楽さは、恋ではないが、男女ペアの場合はもはや擬似恋愛の強めのモードである。しかし、矢田亜希子が売れ残っている役とは勿体無い話。そして、古舘はその矢田に立ち向かう役不足的なところがなかなか似合っている。しかし、古舘さん、お父さんの前へ前へみたいな感覚がなくてよかったですね。でも、優しすぎる雰囲気は俳優としてはなかなか目立たないかな?

中田のポスターができたところで、同級生たちの反応が面白かった。一風、独特の雰囲気を持った、なかなか印象に残るポスターだが、多分、最初に見たら「気持ち悪い」という反応もわかる。確かに、私も若いうちは、この手のイラストがいいとは思わなかったかもしれない。それを見て良いというのが眞島の反応。デザイナーは一つ個性をそこに見出そうとするから、それはそれでインパクトを評価するということだろう。でも、高校の文化祭のポスターとしては、ちょっと個性的すぎる感じはしますね。でも、このポスターで、中田の才能みたいなものを見せることに成功しているのはわかる。

大学出てから20年くらい経つと、それは二度目の成人式みたいなもので、また何かワクワクが欲しくなる、。社会人としての考え方も変わってくる。そんな中で、昔好きだった人の娘にあって、仲良くする。これはなかなか想像するとニヤニヤしてしまったりもする出来事だ。この設定がこのドラマのキモであり、心を何かゾワゾワさせるところだ。ここから、中盤から後半戦、中年の恋模様はどう動くのか、ワクワクしたそれを止めないで見ていきましょう!

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