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「君が心をくれたから(第8話)」プロポーズと事業継承と松本若菜の正体

松本若菜が山田裕貴のお母さんって情報で「えーっ」とはなったけど、彼女は成仏できていないということなの?そう、山田にも彼女は見えるわけで、そう言う意味では、次に親子の会話があるの?だから何?と言う感じではあるが、では、薄汚い斎藤工は誰?永野芽郁のお父さんだったりする?だからなんだ?と言う脚本ではあるのですがね。

しかし、触覚をなくした永野が温度もわからないみたいなことを言うが、いまだにその世界がわからない。書く字が歪んでしまうのは何故?触覚はないが、力は入るから字は書ける。だが、その抑揚がつかないと言うことでしょうか?いまだ、この世界に入っていけない私です。しかし、そんな中で笑顔を絶やさない永野芽郁は、本当に天使でしかないですよね。

今回、「今って何秒?」みたいな話があった。松本若菜説で10秒とか言っていたが、それは、花火の上がる時間だとか、キスをする時間だとか、そんなことへのこじつけだろう。そう、10秒と言う時間は、いろいろなことを認識できるほど長い。それを今とする認識は綺麗な話だとは思うが、私はそうは思わない。

そんなどうでもいい話で、ドラマのないドラマは繋がっている。そして、今回は、永野の視覚が失くなる前の梅まつりで山田の作った花火が打ち上げられることが決まる。つまり、永野に最後の花火を見せてあげられると言うこと。それもあって、盛り上がって、山田は永野にプロポーズすることに・・。

そして、山田は一緒に花火をやろうと永野の元に向い、線香花火をやりながら「結婚しよう」と言うのだった。だが、その後に妹の出口夏希が、永野に「結婚しないでください」と言いにくる。つまり、永野がいることで、山田が花火師を継ぐことをやめるということを止めたいわけだ。後継の退陣を防ぎたいと言う気持ち。ここでの出口の気持ちもわかるが、愛する気持ちを阻止しようとする脚本はちょっと悲しい気がした。女の子が嫌がらせでするのならともかく、家と愛とどっちをとると言う話で、女の子が「家」と考えるのに違和感があるが、やはり、そんな考えは昭和の考えなのか?まあ、色々と変なドラマだからどうでもいいが・・。

それがあって、二人だけの結婚式という、少女漫画的世界が描かれ、結婚届を出しに行くも、山田が帰った後で白洲迅に「出さないでくれ」という永野。それは永野の山田への思いやりなわけで、永野自身は山田の前から消えようとしている。しかし、こういうシナリオをベタに書ける脚本家というのもすごいですよね。

今回もそんな、たいして大きなドラマのないままに(結婚式があったから、ドラマあったという人もいるかもしれませんが、ボーッと見てると、その展開もよくわからない展開ではあったと私は思いました)1時間が過ぎていき、残す回も後2回か3回。花火が上がって視覚が消えて、あとは聴覚だけという状況ですが、最後に奇跡があって、二人は結ばれましたとさ、っていう感じになる気はしますよね。そうしないとまとまらない。まあ、永野芽郁の笑顔だけあれば、1時間たっぷり視聴者はニコニコできるドラマなので、いいのでしょうが・・。

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