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「アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~(第4話)」刑事殉職の後で、投資家の狂言誘拐?こういうダークな世界描くのは今時どうなの?

前回、波瑠の部下である柏木悠が亡くなったところで終わり、心中がなかなかやばい状況の柊班。そんな中で、森本慎太郎の姉が暴漢に殺された話が出てきたりする。そういうきっかけで警官になるというものは本当にいるかどうかはわからないが、そういう人物が犯人を追うというのは、なんか古いメンタルのようなものを感じたりする。彼は、姉を殺されて、警察は正義だと思ったのか?まあ、だから一人熱い昭和的な刑事の動きをしてるのはわかるが、見ていて辛いところも多い。

ここでは、波瑠が刑事になったのも似たような動機ではあろう。それはまだ明確にはされていないが、母親を目の前で凌辱されたような事象があったことは事実のようだ。今回は、波瑠の妹(加藤菜津)が出てくる。なかなか印象的な美形の子である。私は初めて知ったが、調べると映画にも使われてる子なのね。モデル上がりでもないし、これから期待の女優さんなのかもしれない。記憶に留めておこう。で、これだけ波瑠との絡みがあるということは、彼女も何か事件に絡んできそうですね。波瑠の過去がはっきりしていくときにそういう事象が出てくるか?

で、今回の事件は投資家のパートナーが殺されて林の中に遺棄されているところから。こういうのは、やはり気持ち悪いですよね。そして、最初から胸にある傷を波瑠がみのがさない感じは描いていたが、それがキリストの12番目の弟子のユダに関連するとは、少し無理な話のワープがある。波瑠がキリスト教の信者だとか、そういうのに興味があるような伏線はないものね。結構、突飛すぎるし、周囲の刑事がそれで納得するのもね・・・。

で、その現場にいた小林涼子をカメラアイが捉え、それを過去と照合する波瑠。ネット内の写真サイトの人物照合AIのような仕事ですね。ということは、波瑠はAIと似たような行動を取っていると考えれば良いのだろう。そして彼女の家を尋ねると、小林の夫であり投資会社の夫(小久保寿人)が誘拐されたというヤマがかぶっていた。そして、別班の徳重聡がいる。徳重さんの顔久しぶりに見るが、やっぱり刑事役がしっくりいったりしますね。幾つになったのかと調べると、今、46歳。石原裕次郎が結構バリバリに「太陽にほえろ」とか「西部警察」とかやってた年齢ですね。21世紀の裕次郎でデビューした彼が、似たような刑事ドラマやればそれなりに画になるのではないかと思いました。波瑠との絡みもなかなか良きでした。

そして、犯人は警察に知らせたからと、小指を切った写真を送ってきたりして絶体絶命かと思って、調べたら、どうやらこの事件、小久保の自演自作の誘拐劇のように見えてくる。次回が謎解き回なのだろうが、また殉職がないようにしていただきたいものだ。結構、危ない犯人ですよね、これ。


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