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「墜落JKと廃人教師(第7話)」突然の文化祭、突然のクリスマス。愛は進化する

廃人「JKサンタクロースっていると思う?」
JK「海外になら」
廃人「俺はいると思うよ」

もはや、髙石あかりがクリスマスの夜に自宅に訪ねてきたことが橋本涼にはプレゼントだったわけだ。なかなか格好良いセリフで終わり、次週はさらに二人は近づくのか?しかし、毎回少しづつ二人の思いが近づいてる感じは上手く表現されている。そして、今週も髙石あかりの瞳に吸い込まれそうな30分。なかなか。中身がないようで濃いドラマである。

とはいえ、セリフの中でも吐いているが、先週が夏休みと新学期の話だったのに、今週は文化祭の話とクリスマスの話の二本立て。まあ、原作が漫画だから、こんな進み方でいいのだろう。考えてみれば4ヶ月を30分にまとめただけなので不自然ではないし、高校を舞台にしたなら、その二つがあれば十分みたいな気もする。高校は恋愛をする場であるのだから・・。

そう、私は文化祭の話というのが好きだ。それを描いた最高傑作は「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」だといまだに思っているが、そんなにシュールな時間にしなくても色々仕込めるので面白い舞台である。で、今回は女教師が自分の経験を元に、クズ男と女子高生の恋愛劇をやるというもの。教師が私情を挟んで書く脚本とは面白い発想。そして、そのヒロインが髙石。そして、その相手役の男は、髙石に気があった男らしく。橋本がさらりと髙石の首につけていったネックレスを見て、「こいつ男がいる」と思って主役を降りるという流れ。そこに現れる橋本はその役かって出るわけだ。まあ、橋本の読み通りの動きで、教師が文化祭の演劇に出るという動きはなかなか新しい。本当はそういう高校になるのがいいのではないかと思う次第。そういうのがあれば、セミドキュメントで学校での先生の悪さを暴露できたりするしね。今、私が高校生だったら、そんなのばっかり考えるだろうな。時代劇的にスケバンものもいいな・・。

もとい。で、何回か髙石が首を絞められるというシーンがあるのだが、こういうシーンでの高石は実に色っぽい。本当にこの娘、これからどんな女にメタモルフォーゼしていくのが、先が見えない。この手の女優がいない感じがするから、楽しみだ。できれば、「ベイビーわるきゅーれ」のドラマ版を作って欲しいのだが、・・。

そんな文化祭の話で、後輩の田村海琉のクラスが女装喫茶をやるという話で、彼が女装するのだが、まあ様になっていた。しかし、ジャニーズというのは、人生の中で様々なことを学んでるのだなと、最近のニュースも含め思ったりする。でも、ジャニーズの人たちが出てくると、背後霊のようにジャニーさんが見えてくる感じですよね・・。本当に年末はどうなるんだろうか?紅白のジャニーズ枠が減ったりするのでしょうか?また脱線した・・。

もとい。で、後半は突然雪が降ってのクリスマス。髙石は田村とデート?この時の髙石(上の写真)も実に美しかった。その彼女が田村にあった後に橋本に会いにきて、最初のセリフになる。そんな橋本は、ぼっちで、自分が高校生だった時のクリスマスの夜を思い出している。ここで小沢真珠の登場。まだ、後ろ姿だけで彼女だと認識できないような出方。でも、相変わらずの良い女ではある。そして、強がりの橋本がなかなか可愛い。

そう、特に大きなドラマがないのに、髙石と橋本のなんか辿々しい日常の触れ合いを見てるだけでほっこりするドラマである。こういうのは、深夜でないと作れないが、とてもいいよね。自分の高校の時を思い出しながら、変に心がシンクロする部分があったりする。多分、作り手もそんな感じなのだろうと思う。次回も楽しみである。

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