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「忍者に結婚は難しい(第8話)」忍者組織が世の中で正義にも悪にも使われる可能性

鈴木も菜々緒も身バレしてしまい、時間を限定してなんとかしようとする。そして、鈴木が、菜々緒の家族と次々に会うことになり、伊賀が完全に拒否されるのは、菜々緒の母親が伊賀に殺されたためと知る。それ自体も信じられない鈴木。

そして、吉谷彩子は、完全に鈴木を疑っているわけだが、そんな中で父親が余命3ヶ月。この話、ここで特にいらないように感じるが、多分、この命を甲賀の薬か忍術が治すのではないかと、私は思う。

それはともかく、菜々緒がカメラに映っていたことで疑われている殺人犯を追ううちに、麻薬の取引の現場が浮かび上がり、そこに写っていたのが勝地涼。そういう流れはなかなか気づきませんでしたね。ここまでの勝地の芝居の中にヒントはなかったよね?

という感じで、伊賀も甲賀もない感じの事件に発展していくことで、二つの忍者の融和が起こるということなのだろうか?しかし、今回はもうラブコメ的な部分が消えて、いわゆる最終章に向かって、忍者合戦の中に潜む悪巧みがわかってくる話。最初から、書いているが、この忍者話とラブコメの話のバランスがもう一つ悪いせいで、ドラマにムラがある感じがしますよね。

そう、菜々緒のお姉さんの、ともさかりえが必要なのか?と思っていたのだが、今回は鈴木を古田に再度合わせるなど、ある意味、仲介役として必要だったわけですな。この辺りの交通整理も今ひとつ、うまくできていない。ある意味、コミックが原作だから、その通りに話が流れているのかもしれないが、やはり、それって連続ドラマのリズムとは違うんですよね。ある意味、連ドラの場合、初回と2回目、そして後半の6、7回目をリズムよく作ってかないと、視聴者がついていかない。原作をそういうリズムに持っていく大胆なアレンジは必要な気はしますよね。

そして、今回は山本舞香は逃亡したままだったが、藤原大祐とは、うまくいきそうな予感のシーンもあったが、この辺りももう少しラブコメの良いイライラ感みたいなものもあってもいいような気がする。忍者居酒屋をもう少しうまく使わないと・・。

そして、今回の甲賀の伝令役は、上白石萌音。まだ、こういうポイントで出てきて、アッと言わせるオーラは足りないですよね。業界的にはかなり贅沢なのでしょうけど・・。

とにかくも、次週が9回目、後2回か3回かでしょうが、忍者合戦、もう少し緊張感のある感じで見せていただきたいと思います。アクションを撮って、編集するのに手間がかかるのはわかりますが、その辺りが出てくる時間の塩梅もドラマ的にはムラがありますよね。私は忍者ドラマとしての部分が結構お気に入りなんですけどね・・。

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