「あのクズを殴ってやりたいんだ(第6話)」ボクシングへの目覚め、カメラマンへの目覚め。
ラスト、ジムに入ってきて、奈緒に指示する玉森裕太。奈緒が殴られているところを見ても吐いていないのは大事なところだろう。で、彼自身はカメラマンの道を本格的に歩き出すことにする。その縁は奈緒の同僚である小関裕太が作ってくれたバスケット撮影があってのことだったのは、なかなかリアルな感じ。でも、そのカメラマンが安井順平だったので、この人について行って大丈夫か?と思うところもある。安井さんもいろんな役をあてがわれますよね。重宝されてるんですね。
その、縁を作ったのが、公園で小関が自転車の練習をしているところというのはちょっと面白がったが、こういう時に、脚本家色々考えるのでしょうね。
まあ、いろんな過去のしがらみが消えていって、結果的には、今回で玉森も奈緒のことが「好き」だと告白する。ここからは、二人の励ましあいの中でどう結果が出てくるかというところ。
で、そんな恋愛物語をよく思っていないが、玉井詩織。ここからは、彼女がいろんな障害物を出してくるということなのだろうか?最近では、あまり見なくなった嫉妬からのいじめ役ですな。
そして、奈緒の方は、本格的にボクシングをやるようになり、スパーリングをやるようになるが、今ひとつ相手にならない。そんな彼女を見て、「筋はいい」という渡部篤郎だが、どうしてそういうかは今ひとつわからない。確かに根性と覚えようという向上心があるのはドラマからわかるが・・。
そして、彼女のボクシングの転機は、玉森のアドバイスからくる。右利きだが、左利きの入りをするみたいな特徴を活かせということなのだろう。そして、岡崎紗絵もそんな彼女の姿に驚く中で、スパーリングで相手を追い込むことができる。すぐに彼女が優勢にしないところも良い。そして、奈緒はプロテストを受けると言い出す。
そして、玉森はスポーツカメラマンとしての道を進むわけだが、そんな二人が、どういうふうに成長していくかが後半の見どころであろう。そして、最後に奈緒が玉森を殴ってやりたいという気持ちがどう変化していくかというところが大事なところでしょうな。
でも、かなりの練習をしてるのでしょうが、奈緒の顔が未だボクシングをやる感じに見えないのが私的な不満。多分、彼女の前髪ぱっつんの髪型もあるのと、家族の斉藤由貴や鳴海唯もぽっちゃりな感じだからでしょうね。そう、この家のスナックとボクシングというのが今ひとつシンクロしてこないのもある。あと、玉森がバーテンダーやめるというのは寂しいですね。
まあ、色々ありますが、結構、面白くはなってきました。