「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!(第11話)」殺し屋に正義などないが、嘘はダメだろってことかな?
ドラマもあと2回というところで、今回の最後のアクションシーンは良かった。このドラマは、こういうシーンが毎回欲しいと思うのだよね。そして、髙石あかりと伊澤彩織のアクションの間合いはやるたびによくなる感じですね。しかし、営業部皆殺しにするとは、前回までは予期していなかったこと。
まずは、伊澤が協会の人間を殺したという話で、伊澤が彼を殺す流れを見せる。また、毒を飲ませて一撃という感じだが、最後に柄本が生きていたことがわかった。まあ、コミュ障の伊澤が柄本に少し仲間意識を持ったということだろう。そう、伊澤もかなり普通の生活ができる人間に変わってきているのだ。というか、髙石もそうだが、普通の社会人になってきている。
だから、髙石は嘘をついて、殺さなくていい人を殺させるように仕向けて商売にする協会の営業を許せなかったわけだ。ここでは、殺し屋だから、すごい悪いことをやってる感が強いが、こういう詐欺的な営業をやってるところはいつの時代にもあるわけで、そういうのは堅気であっても正義ではない。
では、正義とは何か?と言うことを見ている方も考えてしまうわけだ。基本、ここで殺してるのは、法的なものを破っている人間たちであるが、警察が追っている相手ではない。だから、基本、このドラマには警察は出てこない。だから、正義は主人公の二人に委ねられているのだ。まあ、一般社会も、それは個々人に委ねられているわけで、法に触れようが、その人が正義と思うことが正義でいいと私は思う。
というか、詐欺まがいをやってた輩たちが、殺し屋が正義を語ってどうするみたいに言うのは当たってるが、いわゆる「必殺仕掛人」みたいなのは正義で殺しをやってるのですよね。ドラマの中の殺し屋はそう言うのでなくてはいけないと言うことでしょうな。
そんなことはともかく、髙石も伊澤も、自分たちが納得しない殺しをやってる奴らは許せないと言うことですよね。だから、二人で悪い協会の人々を皆殺しにすることにした。コインランドリーにいた後藤をはじめとして全ての胡散臭い営業部を殺すという大胆な最後。
そして、みんな殺したら柄本が戻ってくる。3人とも同じ穴の狢であった。それはいいが、最終回、彼らはどこに逃げるのだ?まあ、殺し屋が流れ者になるのは必然か?そして、髙石と伊澤の友情はさらに硬くなったようですので、ラストどんなまとめかたをするのかは実に楽しみではある。
で、最終回は、派手にドンパチして欲しいですよね。