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「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~(第2話)」これ、途中から観るのが難しい作品ですよね・・。
まず、初回を見ていないと全くわからない作りですよね。初回もドタバタしていましたが、2回目はそれに拍車をかけてきた感じ。脚本がなんとか崩壊しないように繋がれてる感じがする。演じる役者たちも、できた時にどう繋がるか、脚本だけではわかってないかもしれませんね。まあ、演出の力量にかかっているが、「マスカレードホテル」などを手掛けている鈴木雅之演出だから、破綻していく心配はないだろう。
で、視聴者はどういう体制で見ればいいのか?つまり、誰にシンクロして見ればいいのか?とか要らぬことを考えた。で、答えは佐藤浩市である。そう、周囲で起こってることとは関係なく犬はどこに消えたか考えて見ていけばしっくりくるのではないか?今回も佐藤が警察に入ると犬が駆けてきた。たぶん、この犬がいろんなところに出てくるのだろう。佐藤も犬もドラマの中での狂言回しみたいなものなのだが、我々視聴者もその位置で入り込めば楽しめるのかもしれない。そう、リアルタイム劇に近いこういうドラマは、自分がどう現場に入り込むかがキーポイントだ。佐藤の周囲では重要な事象が起こっていそうですものね。今回も江口洋介と二宮和也が会うという大胆な設定の隣にいたのだしね・・。
とわからぬことを書いているのはわかっている。今回は7時29分から8時36分までの1時間強のお話。マスコミが騒いでるのはわかるが、通勤時間、街も賑やかになってくる風景も欲しかったな。ドラマが、そんなことどうでもよくなってる感がある。これは、あまりよろしくない。密室劇ではないのだからね。そう、今は通勤中に皆スマホを眺めているわけで、そういう素人さんたちがこういうところに絡んでくる時代だしね。あと、マスコミが群がるシーンが昔ながらのものだが、YouTuberが一人もいないのはおかしい。ドラマが散漫な分、そういう細かいところが気になり出した。
そして、大沢たかおのレストランの話は、このドラマの中では完全に箸休めみたいなシーンですよね。ここに二宮が再度訪れる確立はかなり低い気がするが、今回も大沢のメンチカツの名前の由来とか、要らない話でドラマの時間潰しタイム。そして、娘の福本莉子が拳銃が見つかったことで取材すれば、桜井ユキが、拳銃をチャカと喋りたがる変なノリ。面白さがいまいちわからないが、それでも、そんなビデオを持ち帰れば中谷美紀は喜ぶ。
中谷は、本気でスクープを放送する気でいるが、かなり危うさを感じるし、社長の言うことが正解だろう。で、考えれば、確かにこういう地方局は存在さえ危ういわけで、いっそ、地域の報道だけやってた方がいいのではないかと思ったりもする。どうでもいいことですが・・。
で、今回の大事な場面は、江口と二宮が知り合いだったというところだろう。そして、中川大志は中村アンを知っていた。とはいえ、あまりにごちゃごちゃしていて、見ている側は流れに任せるしかないわけで、ここから、どのように楽しませてもらえるかは不透明。
最初に書いたが、このドラマ、途中参加が難しい形。そして、このまとまりのなさで脱落者も出てくるだろうから、視聴率が後になって伸びるようなことはないだろう。私的には最後まで見届ける気ではあるが、お気に入りの女優さんも出てないしね、ボーッと見てるという感じです。