「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!(第9話)」新しい仕事に戸惑う二人、どこに行く
まずは、髙石あかりさん、朝ドラ主役決定おめでとうございます。役者としての面白さがオーディションを勝ち抜いた理由でしょうな。ここから、さらにステージアップなわけで、嬉しい限り。
そして、こちらはジョブローテーション編の本格始動。まずは、伊澤彩織。柄本時生とともに、新しき殺しの世界に。まずは、ターゲットを生け取りにして、追い詰めて毒を盛って殺すという世界。処理班はとても楽だと喜びムード。この柄本、素性がよくわからないがアウトロー感はあるから、なかなか適役。というか、汚い役はお手のものだよね。上司として伊澤を試すわけだが、毒をわざと盛らないで伊澤にバトルで殺させるシーンは今回の見どころですね。これは柄本自身ではなかなかできない技なわけだが、彼がそういう実践をしなくても伊澤を試す感じに見えるのがなかなかだ。しかし、伊澤のアクションは、映画でたっぷり見せていただいたが、本当に惚れ惚れしますよね。
そして、髙石の方はというと、前回の続きで営業部の寿司パーティーから。職人をデリバリーして、食べ放題状態。なかなか美味そうな発色の寿司が出てきた。まあ、この営業部が殺し屋を営業してるとは職人は知ったことではないだろう。
で、時が経っても、髙石の営業スキルはあまり上がってはいかないようだ。営業って、殺し屋を売るのでなくても、なかなか独特の筋みたいなのが必要ですよね。そして、こういう客にはこういうパターンみたいな会話の武器が必要。殺し屋の現場しか知らない髙石にこれは無理くさいが、ここでどんなドラマが展開されるのかは興味がある。
そして、お互いに今ひとつ盛り上がらない。このふたり、一緒になって一人前なのですよね。いや、一緒になることで何倍にも増幅するパワーを出すわけで、この辺りは見ている方も物足りなさを感じるる。
ある意味、作り手はその本質のところを視聴者に知らしめるためのこのシークエンスというところなのだろうか?展開の流れでそれは明確になっていくのだろうが、この間の実家編から、今ひとつまどろっこしい感じに見えるのは私だけだろうか?
とはいえ、最後は、髙石がパン買ってきて、「あなたの3大パン」みたいなことを語って終わるが、そんな意味のない殺しの真逆の世界があるのがこのシリーズの真骨頂ではある。この落差を演じることで、髙石はステージが上と思われる世界で認められたのでしょうな。とはいえ、朝ドラを演じることで一年弱のスケジュールは抑えられてしまうのだろうから、このシリーズしばらく見られないのでしょうか?まあ、時が過ぎ、髙石が役者として大きくなっても続けていただきたいというのが本音ですよね。
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