「彼女と彼氏の明るい未来(第4話)」過去を知られた関水渚の刹那さ表現がうまくできていた
前回、関水渚が末澤誠也に過去を見られたことを悔いたところから、二人の出会いのシーンに戻る。つまり、末澤の記憶として残ってるところからだ。
その出会いは中川大輔が設定した合コン。と言うことは、中川が知ってる関水渚もここからだと言うこと。関水は過去を背負いながらも、変わりたいと思ってこの合コンに出ていたのだろう。ただ、そこでも過去のトラウマは取れていなかったと言うこと。
つまり、末沢と会って、彼女は新しい人生を歩き始められたと言うことらしい。それから同棲するまでの流れをなかなか良い恋愛ストーリーとして今回は描いていた。合コンの席でのパセリが床に落ちている話などはなかなか良い話である。だいたい、パセリ自体が世の中で好かれているものではないのに、それが落ちてることで、「パセリがかわいそう」と思う末澤の感覚をわかる人間が、視聴者にどのくらいいるかである。そこに共感できる関水は悪い娘ではないと言うことがわかる。
そして、関水も末澤と出会って、「家までの帰り道を少しも暗いと思わなくなった」とモノローグで話してたりする。つまり、末澤は関水の救世主に近い感じで現れたと言うこと。だから、そんな彼に過去のことを話す気はなかったと言うことが、今回でよく分かった。
そして、関水の人生が暗くなった理由は、末澤がクラブで見た落合トモキのせいではなかったこともわかる。まあ、彼とも色々あったのだろうが、関水を堕としたのは、前回、同級生として出てきて、末澤ともいい人っぽく話していた男が、関水をレイプしたと言うことだったのが今回わかる。
つまり、その過去はまだ末澤は見ていなかった。あのVRは昭和でなければ見られると言っていたから、女子高生の関水まで見ていれば、もうバレていたと言うことだろう。
では、これから関水はどうするのか?末澤はどこでそれを知ることになるのか?というところが注目になる。とは言っても、ここで出てくるVRでは誰も救えない気がする。普通のタイムスリップものなら、その時に言って、関水を助けるみたいな流れにもなるのだろうが、ここでは、関水と末澤が共に信頼を回復し合わないといけないのだよね。そう、話の作りとして難しいだけに、すごい先が気になりますよね。
あと、関水渚の芝居がすごく上手くなってるというか、結構、いろんな表情が作れるようになりましたな。過激なシーンを平気でやってる感じもあるが、そういう役が演技の肥やしになってきてるのも確か。しかし、今期、3つのドラマに出演してる彼女。引く手数多なのは、それなりの実力を認められてるからなのでしょうか?
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