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「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~(第5話)」オーケストラドラマの前にホームドラマなのだろうね
えっ!當間あみのお父さんが市長の渕上泰史なの?役名の名字、違うじゃない?どういうこと?でも、それで市長の気持ちが揺らぐということはあるのかな?こういうドラマにはよくあるパターンだけどね。
そして、ドラマの前半戦を終わったところで西島秀俊が長となる夏目家が4人揃ってご飯を食べることになるという最後の展開。そこに持っていくために、今回はオーケストラの演奏なしはちょっとドラマ的には失速するよね。こういうのはしっかり入れて欲しいと思う。
そう、オケの練習風景が出てこないから、新木優子が西島を好きな問題も、放ったらかしにされてしまう。というか、西島が女性のそういう気持ちに鈍感なのがもう一つドラマの中でうまく使われてない気もするのですよね。鈍感なら鈍感で、そのせいで玉山鉄二が一気に攻めるとか、新木にしてもやり方を変えればもっと騒動になるとかね。このドラマ評判は今ひとつみたいですが、西島が清廉潔白な人でありすぎるところは、ドラマ的には面白くしにくい部分になってますね。
まあ、今回のメインは、芦田愛菜の家出であり、大西利空の家出であったわけだ。しかし、芦田が市役所に泊まるなど、普通、警備員さんに捕まって放り出されそうだけどね。そういう展開にもならないからドラマ的に面白くないのかもしれない。
そして、そんな家族のいざこざをまとめるネタになったのが、柳亭小痴楽。音楽一家をまとめるのが、落語家というわけだが、もう少し、彼の良さみたいなのを見せても良かったのではないか?これで、芦田が初めてと言っていいほどの笑顔を作るわけだし、西島がもらったサインも家族をよき方向に持って行ったようだしね。
というか、こんなことで家族がまとまっていくのも、本音としては芦田は西島が好きなわけだし、5年前のことだって、自分がプレッシャーに負けたのを西島のせいにしてるだけのようにも思える。そういう中で、次回から芦田が音楽に関して少しは寄り添う気になるのか?というところですよね。
そして、オーケストラ解散の決定を覆して、この街に音楽の文化が残るのか?というところが大切なところ。とにかくも、日本は、国も地方も行政が文化に対して重きを置いていないという部分がある。金勘定の中で文化的な行為に対して最初に端折っていくのもどういうものかと私は思うわけだ。そういう意味では、こういう悲しいドラマを作れないような文化行政を作って欲しいというのが私の本音ではある。
さあ、後半戦、そういうようなテーマが前に出てくるのだろうか?もう一つギアチェンジして、良きエンディングに向かって欲しいところだ。