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「パティスリーMON(第9話)」恋のもつれからの退職。そして新しい流れの中で・・。

今回は、新作のロールケーキが完成するところから、なかなか美味しそう。ショートケーキをアレンジした感じだが、目新しく見えるところは良いですね。というか、とにかく、スイーツってデザイン次第ですよね。それがあってからのつながる美味しさみたいなところが難しいところではある。普通の料理も盛り付けのデザイン性というのはあるのでしょうが、それ以上に心の内の美しさみたいなものを表現できて成立している感じのところがある。

だから、恋に敗れた男はそこを去らないといいスイーツを作ることは出来なのかもしれない。この業界の有名人もスキャンダルの渦中に入ることが多くなった昨今ですが、自分の創作と恋のバランスは難しいのでしょうね。そう、このドラマはそういう話なのだとわかりました。

そして、中川大輔が去って他の従業員がうまく回らない。これは、仕方ないことで、その穴埋めをどうするかというところでうまく考えないといけないのだが、濵田崇裕は、どうしても精神論で怒鳴ってしまおうとする。この辺りは、彼の仕事を認めてくれなかった父親似というところもあるのだろう。そこをその存在の空気感で抑えられる畑芽育。この難しい感じをしっかり演じてるのはなかなかである。

そして、新作のスイーツビッフェに二人で行くことに。特に付き合ってるわけではないが、落ち着かずに何を着ていっていいかわからない畑。ここで突然に現れる、畑の両親。とても、この二人から畑は生まれてこないだろうという感じは原作がこうなのだろうか?面白かったが、あまり見てはいけないものを見たような感じになった。

そして、ビュッフェにあるスイーツは皆、豪華。この業界、売れ線の価格というのはあるのだろうが、上はどのくらいのものまで売れるのだろうか?まあ、食すことで心がゴージャスになるなら、それは売れるのでしょうな。それはわかる。

そんな場所で昔働いていた店のパテシエの桐山漣に遭遇する濵田。そして、その妻という安達祐実もいる。安達はある意味、存在だけで危うい女に見えるのは、今となっては女優として生き残る重要なフラグだろう。年齢不詳の部分も相まって、ここからどういう女優人生を過ごしていくのかも興味深い。ここでは、濵田とも何かあったような雰囲気があるが?

最後に、そんな桐山が訪ねてきて、「MON」で働かせてほしいと言ってくる。ここで、濵田が一緒に働いていた店は濵田が辞めてから半年後に潰れたという。そんな情報が濵田に届いていないのは少しおかしい気はするが、まあ、彼がこのドラマの最後の恋の後押しをする形になるフラグなのか?ただシンプルには終わらせないというドラマのようですね。

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