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「秘密~THE TOP SECRET~(第3話)」"死んだ人の脳を見ると念が移る"と言う言葉は、結構本当な気がする
話は突然3年後に。そして、ドラマ冒頭では、新しく「第9」に着任した青木(中島裕翔2役)の周辺が描かれる。ここで、母親が神野三鈴、妹が佐津川愛美というキャスティング。この一家にもまだ不幸がありそうに感じる。そして、3年前に死んだ鈴木とこの青木が瓜二つだということで何が起こるのか・・まだ色々隠されてることがありそう。
で、今回は、その鈴木と付き合っていた門脇麦が出てこなかった。次回予告では出てくるようなので、いろんな事象をごちゃ混ぜに描きたくなかったのだろう。
そして、今回の事件は少年の連続というか、一斉の自殺事件。その一人の少年の脳を見ると、浮かび上がる追ってくる少年が冬なのに半袖であるというようなことがある。それを見て、板垣李光人は、青木に「こういう狂った脳を見るのが仕事だから、君には合わない」という。もちろん、自分を殺そうとした男と同じ顔をした男が一緒にいるのが気持ち悪いのであろう。
そして、脳みそを見ていくと、鬼が出てきたり、幽霊が出てきたり、ほぼほぼ狂った景色が見える。犯罪者の脳がどうなのかという論理的な解析はなされてはいるのだろうが、こんな画で見られるかというと、やはり疑問である。
そして、青木が死んだ鈴木の脳のデータを見て、その奥底にあった國村隼の連続殺人のデータも見てしまう。というか、そこで狂うことがなかったのはそれなりにこの部署にあっているということか・・。
で、九人の少年の集合したデータを見ると、そこに集めた講師に催眠術をかけられたらしい。そして、そこで受けた術は、ある天体を見るとトリガーがかかるというもの。そして、そのかけた主が國村隼と同じ顔をしていたのだが、その辺は追及されず、まだ後に引っ張るのですね。
それよりも、もう一人その集会に出た少年がいるのがわかって、青木と板垣がヘリで彼を確保に飛ぶが、そこで、青木は國村の亡霊を見る。もはや、死人の脳と自分の脳が混濁している状況。こういう事はありそうな技術なわけで、はっきり言って、こんなもの役に立つのかとも思う。
そして、國村が殺していた28人が皆、板垣に顔が似ていたという話が出てくるが、板垣のような容姿の男がそんなにいたら、世界は美少年で溢れる気もするのだが、どうだろうか?そして、そういう好きというような「感情」は、この動画を見てもわからないのだろうということも見えてくる。
心とはどこにある?というのは人間のメカニズムでよくわからないところで、脳はスイッチを推すかもしれないが、その♡的な感情をそこで見る事はできないのだと思う。だから、このMRIデータでは人が誰を好きだったみたいなことの真実はわからないはず。そのあたり、ちゃんとドラマ的に説明してほしいな。
このドラマ、話としてついていけてない人も多い気がするが、ある意味、このMRIの嘘がはっきりしているからこそ、いろんな状況が作れるわけで、その辺りは今後楽しみである。