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「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○(第11話)」ゴシップの裏には誰かのかけがいのない真実がある

会社の合併が決まり、カンフルニュース閉鎖という流れ。黒木は安藤政信に使われただけだったのか?といえばそうなのだろう。それでも、安藤は黒木にそばにいてくれという。こういう、訳のわからないことをいう男は多いし、そういう訳のわからない行動も許されたのが一昔前だ。安藤の描き方は、最後まで中途半端だった気がする。この辺りをしっかり描かないと、大人のドラマにはならない。

今回、閉鎖までの最後の一週間で、カンフルのみんなが追うネタは、自社の就活での性被害があったかどうか?本当に男の性欲は、一昔前はビジネスの材料にされていた。いや、昨今の映画監督の話を見ても、今も、性交はビジネスの成功につながると思ってるバカが、今もいっぱいいるみたいで、同じ男としては本当に恥ずべきことである。まあ、SEXなど、他人のものを傍観することがないので(AVはあくまでも見せるものだから違う)自分が、他の男よりすごいだろう的な勘違い男はいなくならないのだろうね。それは、売春がなくならない話と同じである。

そんな、性被害の証拠を探すため、眠らされた時にうる覚えだった、タクシーの招き猫を追う、メンバー。これは、現場に行って調べるしかないし、あまりにも無謀である。記事を出すまでに時間がなくなっていく感じはドラマの見せ方としてはありですけどね。そして、結果、見つからない中で、運転手の名前に猫がついてるということで、それが見つかるというのは、ちょっと無理くりでしたね。まあ、見つからないとドラマにならないのでいいですけど。

結果、カンフルニュース最後のニュースは、自社に打撃を与えることに。それはそれで、メンバーには「やった感」みたいなものが確実に残るだろう。そして、何か仲間の証のように、血判状を押すかのように、最後にみんなで署名するメンバー。そうか、ネットでもこういう感じで意識的に署名ってできるんだと、少し感心する。

そう、このドラマ、黒木華、演じる、瀬古璃々子の過去からの解放と、生きることへの目的探しみたいなものをバックボーンに、たまたまそこにいたメンバーたちのアイデンティテーの回復の物語としてみたら、まあ、そこそこ面白かった。最初に一番やる気のないようにも見えた、石井杏奈のテンションが最後は一番高いしね。

そして、3ヶ月後のメンバーがいつもの店に集まる。なんか、この店での雰囲気が良い。多分、メンバーがそれぞれに認め合っている状況だからだろう。しかし、ここのママのりょうさん、今回はいつも以上にお美しく雰囲気ありましたね。彼女を見るだけでも、幸せでした。

最終回には、なかなかの名言もありました。
「PVが増えるとは、その記事に心動かす人が増えること」
「ゴシップの裏には誰かのかけがいのない真実がある」

このへんがこのドラマのテーマだったのでしょうな。そして、瀬古璃々子はその仕事の中毒になって、自分でサイトを立ち上げたということなのか?まあ、大企業に捨てられても、ネットの中で生きていくことが全然可能な現代を表現しているラストでした。

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