「厨房のありす(第6話)」ありすの恋の行方と嫉妬と愛する心
なかなか、良いラストでしたね。永瀬廉は、こういう正攻法のラブストーリーが似合いますよね。今回の門脇麦の、ひたすら恋に行動する姿もなかなか良かったし、そんな中で幸せいっぱいのシーンにして、次回は、永瀬の過去に迫っていくわけね。まあ、クライマックスに入るところでのハードルを仕掛けておく感じか。
今回は、最初から、「ありすのお勝手」に人の列ができる。前回の恋愛話から派生した、SNSの投稿から、恋愛によく効く食事みたいな噂が立ったらしい。投稿、2つくらいから始まって、まあ、そういうことがヤラセでなくてもおこる時代になってるのは確か。美味しいもの、付加価値があるものは、勝手にお客様が広めてくれる時代なのだ。
しかし、ASDの人が、ワンオペでこれだけの料理を作れるものなのか?、まあ、好きなことへの集中力は人一倍なのだろう。そして、勝手に人に合わせてメニューを作るわけで、外乱がないからできるとも言える。逆に人を使って料理を作るということは難しいのだろう。
そういう意味では、恋の行動も集中はすごいようで、無理やり永瀬にナノプシャン体操なるものをやらせるのは、なんなのか?つまり、自分の波動に無理やり永瀬を巻き込んでいく形。実際、ASDの人がこんなに積極的に恋の行動を起こすものなのか?
そんな彼女に嫉妬する大学の出入り業社の大友花恋。彼女自身は、たぶんASDの娘に負けるなんてという気持ちなのだろうと思う。だから、料理も食べにきたわけだが、それが美味しくないなら「勝てる」とも思っただろうが、困ったことに美味しいわけだ。まあ、女は男の腹を掴めとは昔、よく言われたが、そういうところで勝ち目はなし。そして、抗戦のしようがないところに彼女のモヤモヤがある。
そして、そんな傍にゲイの二人がいたりするのも、「何なの?」と思わせるところだったりするわけだよね。でも、このドラマ、ASDの主人公が普通の世の中で、少し変でも馴染んでいく感じは興味深いし、こういう優しい世の中であって欲しいよねという訴えが感じられるのはいいですよね。
そして、その門脇の熱量に永瀬は負けたという感じもあるのだろう。でも、まだ6回なのですよ。ラストで永瀬の生い立ちがネットでディスられるが、それをみてるのが意地悪な気持ちになってる大友。さあ、どういう感じで永瀬が責められるのでしょうね。というか、まだ永瀬、満面の笑顔がないわけですよ。それが、ドラマのラストでちゃんとできるかどうかというところが、ここからの見どころですかね?