「JKと六法全書(第4話)」遺産相続と恋愛と法廷で考えるのは金の問題だけではない?
高校生が法廷で弁護士として活躍する話となるともう少しラノベっぽくなるのかと思っていたら、このドラマはなかなかせちがない現代に新しい風を吹かせてる感じの方に向いているのが良い。しかし、今、朝ドラでは女性が弁護士であることがいかに大変だったかの話をしているが、女子高生が弁護士をやる話がこうも爽快に描かれる時代になったことを我々は喜ぶべきなのでしょうね。
今回の案件は、余命三ヶ月と言われて亡くなった人気小説家(石丸謙二郎)が、介護士の村川絵梨と婚約していたことで、娘の文音が、彼女に遺産が半分渡されるのはおかしいとして裁判になったもの。
初っ端から、村川は攻撃的で、文音にピンタしようとして、そのピンタが幸澤沙良に当たってしまうというスタート。文音は、遺産目当ての結婚だと決めつけていて、幸澤と大東駿介は、その周辺を洗うために石丸がいた介護施設を訪問する。そこには、結婚届の承認になったおかやまはじめがいて、その承認は、石丸から頼まれたというのだった。ということで、この結婚は石丸から申し出たものだという、文音を弁護するには不利な状況が出てくる。
そして、おかやまにもらったカメラを現像してみるとそこには石丸と村川の愛のある写真が出てくる。そして、石丸が施設で書いていたという小説を開くと、それは村川へのラブレターのような作品が・・。
そこで、文音の弁護をどうするかというと、今回も予想を超えた展開にしてしまう幸澤。上記の証拠を出してきて、ある意味、二人の結婚は遺産目当てではないとして、文音の証言を否定する。そして、文音が雑誌を使って村川のことを悪く書かせていたことも暴露。ある意味、依頼人の嘘を暴いてしまってから、村川は遺産が欲しいなどと一言も言っていないという事実を突きつける。結果的には、文音が恐れていた、遺産の半分が彼女の元にいくということはなく、村川は石丸が最後に書いた小説を欲しいとだけいう。
まあ、これは村川は地味なくせに派手な女に見せたり、当事者が勝手に面倒な方向にしてしまった感がああり、それを整理してあげるのも弁護士の仕事というところか?しかし、正義の弁護士は儲からないということもよくわかる裁判でしたね。裁判は勝ちか負けという考えでいると、見失いものがあるということも見えてきますね。今回も面白かったです。
そして、ツンデレの村川絵梨さん。こういう役はぴったりですね。可愛い役もできるのに、あえて、こういうキツい女みたいな役がくるのは、彼女だからでしょうが、こういう役やらしたら絶品ですよね。私は好きな女優さんです。
そして、前回から探してるお金配りおじさんの生瀬勝久が路上で幸澤に声をかけてくる。さて、何者なのでしょうか?