「Believe-君にかける橋-(第2話)」この脱走劇はドラマにとってどう言う意味を持つのかい?
まずは、会社にとって、設計者が大きな仕事の罪を背負うと言うところからおかしいよね。こう言う場合、仕事にはほぼ支障のない使えない営業マンが資材の発注で横領していたとかして、そういう下っ端の責任にするのが本当だろ。ヤクザだってそう言う流れだ。そして、そんな要求を受けてしまう木村拓哉は、刑務所に入ってからそれに気づくってかなりの阿呆ですよね。そう言う人間がヒーローになれるのか?
そして、2回目になったら、脱走計画だ。どう考えても、これは格好悪いよね。そして、二重三重のバカし合いはわかるが、最後に上川隆也の網にかかってしまってはどうしようもないよね。というか、何故に、そんなに上川が木村に執着するかは今回もわからなかった。
ここで、刑務所出て、もう一ノ瀬ワタルや小野武彦は出てこないの?そりゃ勿体無い気がするのですが・・。というか、この刑務所の話、ここで終わらすなら、いらない気もしますよね。会社への復讐ならもっと面白い話の持っていき方ある気がする。あと、木村が刑務所の中で、自分がかかわったニュースの新聞読んでたけど、それはさせないだろう。なんか、色々スカスカな感じのする刑務所ですよね。だから、脱走しようと言う気になるかもしれないが、どうも時代が違う気がする。
そして、弁護士の斎藤工は、ここではまだ会社の見方なのだろう。岩谷健司みたいなのと一緒に接見にやってくるところを見るとね・・。そして、一ノ瀬楓が持っていたデータのパスワードは聞いてこなかったね。その辺り中途半端。もう少し、会社側の木村を潰そうとする薄汚れた考えが見たいのだが・・。それこそ、反社を使って、刑務所の中で嫌がらせするとかね、面白そうでしょ。
で、竹内涼真が前回の事故現場にいたのは知っていたが、そこからすぐに刑事になって、このネタを追っているのかと思ったら、一回、あの事故で死んだことになってるとは。なんか飢餓海峡みたいな話。そうね、なんか、これ60年代の映画の話をくっつけて作った感じはありますよね。でも、木村が脱走すると言う話は、なんか、ドラマの言いたいことを面倒くさくするだけのような気がする。
私的には、そんな大会社の不正問題などどうでもいい感じ。できれば、刑務所に穴ほって大脱走する話の方が面白かった気はするよね。そうすると、俄然、嘘ボケジジイの小野武彦が頑張るみたいなね。
あと、医療現場の天海祐希のシーンが結構出てくるが、これは天海を配役してしまったために、それなりにシーンを作らねばならないと言うことなのだろうか?あんまり、木村の話とシンクロしてきそうもないのだが・・。
色々、脚本が大変そうな感じがするが、そろそろフォーカスをしっかりとしてほしいというところですね。