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「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱(第5話)」星太郎と母親と担任の話。

田舎の一軒家で花火を仕込む風景に味わいがある。そこで、都会の方が多そうな母親がいなくなった話。確かに橋爪功が死ぬ間際に何を言おうとしたのかは気になるし、それは母親のこと?そんな中で、本田翼の言葉が父親の言葉と同期してくる。これは、本田の存在が、高橋一生の母親であり父親みたいなものだという感じなのだろうか。愚痴を言える相手がいるということは幸せなことだ。

そんな本田翼に対し、最後の質問コーナーで橋爪が「飼っておきたい存在」というが、まあ、雰囲気は犬っぽいですよね。ある意味、今の日本で活躍する女優さんの中では、芝居はそんなに期待できないが、その漂う柔らかい雰囲気は独特のものがあり、その柔らかい中で毒舌を吐ける感じがとても良いと思います。そういう意味でツンデレ的なものを飼っておきたいみたいな感じなのですかね。

高橋が9歳の時に母親は橋爪と離婚したという話。だから、家に写真すらないのだろう。そんな話をしてると同時に小学校の担任の先生の退職祝いを花火でしようという話が出てくる。高橋はやりたがらない。担任が自分の母親がいないことで母の日のイベントを中止したために、色々非難を浴びた記憶が消えず、担任のことを大嫌いだという。そうだよね、私も小学校の先生に対しては悪い思い出だけが残っていたりする。昔の先生はピンタも平気でやっていたし、そういう先生は自分がやられなくても恐怖の存在であり、それは今に及んでも社会悪だったと思っている。言語が伴わない教育はありえない。

話が飛んだが、高橋の場合は、先生が気を使ったおかげで、帰って非難を浴びたという話。この先生、後日出てくるのだろうか?そして、母親も出てくるのか?そんなシークレットな部分が結構気になってくる展開になっている。

そして、今回も本田が風呂に入っているところで終わり。このドラマの中の本田は色気をほとんど出さないように演技しているし、冬の話なので、着ているものも多く、高橋が抱きつきたくなる感じには描かれていないのだが、何か風呂の話は色っぽく感じる。特に、この和式の家の中で音が漏れてくる感じは良いですね。

今回で5回目。ほぼ、折り返し点だと思うが、高橋の秘密、父親の秘密みたいなことばかりが描かれるが、一番謎が多いのは本田のような気がする。それがどのように描かれ、そこに高橋と何か繋がりがあるのかというところがあるのでしょうか?

特に大きなドラマがないのに、それなりに楽しめるドラマではある。今週は花火が上がらなかったのは残念ではある。そして、最後に本田が「お父さんは本当に幽霊なんですか?」と高橋に聞いたのは何の意味でしょうかね?

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